ガープの世界の作品情報・感想・評価

「ガープの世界」に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

ビックリしたこと覚え書き。
ガープのおかんが校長にガープを身ごもった経緯を説明した時、校長が「レイプだ!」って怒ったこと。
日本では男が女を犯すことがレイプ、ってイメージだから、おかんの行為をレイプだと糾弾したことがアメリカやな!さすが!と思った。日本だと逆レイプとか意味不明に言うかもしれない。レイプに逆もない。プロポーズにもナンパにも逆とかないだろ。なんで全部男が主体になるんだよカスが。(という脱線。)
あと、校長に打ち明けてるすぐそばにガープ少年いるからね。
Shiro

Shiroの感想・評価

3.2
性と性差について、考えさせる映画

ずっと観てみたいと思いつつ…初見です。文学調だなぁと思ったら、案の定、原作があったのですね。

性に関する意識や考えって、話題としてタブー視されているが、この映画では、ガープの母をはじめ、ガープの人生を通じて、物語の中心に据えられているなぁという印象。いろんな皮肉が効いている。いまは、深読みしないでおこう。

結構、ぶっ飛んだ展開にも、ガープ(ロビン・ウィリアムズ)と、ロバータ(ジョン・リスゴー)の笑顔が救いの映画
T(とても)S(セクシー)なガープ。


ジョージ・ロイ・ヒル監督 1982年製作
主演ロビン・ウィリアムズ


8月に入り、ロビンの命日が一週間後と迫って来ましたので、シリーズ再開します!
シリーズ「ロビン・ウィリアムズ作品巡りの旅」
第5弾は「ガープの世界」
僕が初めて観たロビン・ウィリアムズの作品で、劇場でリアタイで観ています。35年前(笑)

前に「愛と哀しみのボレロ」をレビューした時にも書いたのですが、昔、地元の劇場の企画で、「シネマラソン」というイベントがありました。3ヶ月に1度くらいの頻度だったと思います。
夜9時から朝8時までの11時間で5~6本の作品を観る、文字通りマラソンです。昔はルーズだったので、途中で帰っても、途中から来ても良かったんですが、僕は全部観てました。途中で寝ないのが目標でした(笑)。朝方に「海と毒薬」とかあって、辛い回もあったなぁ……。
あと、北海道なので、夏以外は寒くてね~。
毛布とコーヒー、軽食持参で、ピクニックのようでしたね。

そのある時の1本がこれ。
毎回、スタートは名作枠のような感じで、「愛と哀しみのボレロ」のようなサイコーの出会いもあれば、ハズレもある。
この「ガープの世界」は、ハズレの方……。
ちょっと文芸作品すぎました。





さて、映画です。
これは当時観た時は、全く面白くなくて、良さが皆目分かりませんでした。でも、名作枠で流れたので、何とか理解しようと思ったが、無理でした(笑)

今回、改めて観たけど、やっぱり面白くはないよねぇ。レビューも弾まない(笑)
なんか、"ガープの世界"というか"ガープの人生"という感じで、考えてしまった。
ガープ、君はそれで良かったのかい?って。


原作はジョン・アービングのベストセラー小説。
主人公はT.S.ガープ。
ロビン・ウィリアムズが演じました。
「ポパイ」に次ぐ主演2作目。
ガープは私生児です。
夫は要らないけど、子供だけ欲しかったお母さんが、戦時下の病院で死にそうになっている三等曹長(Third Grade Sergeant)から種だけもらって妊娠。だから、T.S.ガープ。
それ自体がセンセーショナルだけど、後にそれを自叙伝に書いてベストセラーに。一躍時の人になる。
このお母さん自体が、当時のアメリカ、特にウーマン・リブ運動なんかを代表していますよね。
そもそもは、ボーボワールの「第二の性」なんかに影響を受けているんだと思うけど、この手の話に僕があんまり共感できないのも、この映画を面白く観られない原因かもね。

そのお母さん、ジェニー
演じるのはグレン・クローズ
この時、35歳でしたが、映画初出演。
わぁ、こんなに綺麗な人だったんだ
そして、やっぱり怖い😱(笑)
「Lust(肉欲)」って……
この演技でアカデミー賞助演女優賞ノミネート。


劇中で家族ぐるみの友人となるロバータ
実は性転換をした元フットボウラー
演じるジョン・リスゴーは凄かったなぁ。これでアカデミー賞助演男優賞ノミネートされました。
僕は全然覚えてなかった。


昔見た時のことで、唯一覚えていたのが、フェラチオ中の事故で、むすこを噛み切られた……という話ヒイィィィ!!(゚ロ゚ノ)ノ
それが、ガープだったか、他のものだったかも忘れていました。こんなことだったのか。


ラストを含め、今の時代の僕らには理解し難い行動原理もあり、時代を感じてしまった。
逆に、1960年~70年代の真実でもあるんでしょうね。

幸せの感じ方はそれぞれですが、僕はガープとは違う。それは強く思いましたよ。
「Lust」、まさにそこに負けていました。




さて、今回もプチ音ネタ💩ウンチクンです。
オープニングに流れるのが、ザ・ビートルズの「When I Sixty-Four」
傑作アルバム「サージェントペパーズロンリーハーツクラブパンド」収録のナンバーで、ポールの曲です。
ポールのお父さんが64歳になった時、昔書いたのを思い出して完成させた曲。呑気な感じで始まるけど、途中のアレンジがやっぱりサージェントの色で、耳に残ります。
僕が64歳になっても、同じように愛してくれるかい?というポールらしいラブソング。

ガープは64歳までは生きられなかったけどね。


ナット・キング・コールの「There Will Never Be Another You」。これは1955年に発表された曲で、元々はジャズのスタンダードナンバーです。
インストでもよく演奏されるんですが、歌詞はかなり切ない別れの曲ですね。これでチークダンスなんかしてそうです。


アリス・クーパーの「Long Way To Go」は、1971年発表のアルバム「Love It To Death」収録のナンバー。若さ溢れるナンバーよね。



今作は決して好きな映画ではないけれど、心に残る作品でしたよ。
さて、次はみなさん、おすすめのあの作品です( •̀ω•́ )و✧
sawak

sawakの感想・評価

3.0
ベンジャミン・バトンより数奇な人生。
ぶつ切り感は否めないけど、父の不在を「空」に求めるテーマ性が、ふわっふわしている全体を実は貫いていて、終わってみるとこれ以上ないほど綺麗にまとまっている。
こんなどん底人生から良く立ち直ったな。嫁があんな事して許せる心の広さ、僕にはないや。難解な映画なんかな?それとも深み読みしないで、そのまま受け取ればいいのか?映像化不可能と言われていた所以がよく分からんのだけど。
しょうもねえ!けどこの時代の映画にしかないシュールさとテンポ感きもちいいです。
母くせものすぎるロバータだんだん可愛くみえすぎる
マニフェストとエゴの境界線を少し考えた
青い空に舞う赤ちゃん。ビートルズのWhen I'm 64が流れる。
名オープニングシーン。
kotton

kottonの感想・評価

3.2
母親がただ過保護な映画だと思ってたら違うかった。
なんというかねー。うん。
また観よう。
夜鷹

夜鷹の感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

レイプやガープの息子が死んだのも男が引き金で起こっていることなので、「男なんてこの世界にいらねぇ」と言いたい映画なのかなと思いました。
でもよく映画の内容を思い出してみると、
女性の世界と密に育ったガープでさえ、女性という生き物と男性は相容れないということを伝えたいのかなと思いました。
幸せなセックス描写が出てこないのもその理由の一つです。
エンディングの曲の「愛がある」?というフレーズが虚しかったです。
それでもガープが妻を愛そうとし続けるところに希望があるのだと思いました。
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