とっても詩的な逃亡劇。
追いかけているのは誰かではなく人生なのか。逃げているのは捕まらないためじゃなくて飲み込まれないためなのかも。
人生は美しい。
逃れられないから美しい。
死、夢、愛、どれも…
ゴダール⑤。目と耳に残るリフレインがいくつもあり、人生という名の退屈を捨て映画という名の狂い咲く自由を観ろ、と言わんばかりだった。流石の名作としての盛り込まれた充足感、また見返して確かめたい
違和…
なんの脈絡もなく話が進行していく。
何故男が死んでいたのか、何故そこまでして逃げ続けるのか。
作品自体を俯瞰して見ていると難解で継ぎ接ぎの映像にも思える。しかし、作品の中には詩的で飢えた言葉が次々と…
2回目の鑑賞。
当たり前だが、1回目よりも話の内容を理解できた分楽しめたし、意外にも1回目よりも新鮮に感じた。
とにかくパキパキな色彩が綺麗。フランス国旗の色しか出てこないような服装、空の青、海の…
19歳、当時住んでいた阿佐ヶ谷のアパートにて初めてのゴダール鑑賞。頭の中でなにかが弾けるような音がした。気のせい。ゴダールはじめ、フランス映画や詩情的な映画を沢山観るようになる転機が訪れた瞬間でした…
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