気狂いピエロに投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『気狂いピエロ』に投稿された感想・評価

20世紀のモダニズムがどこへ向かい、その最果てがどのようなものであるかを描いた作品になるだろうか。そのため、映画の冒頭でフェルディナン(ジャン=ポール・ベルモンド)が朗読する美術評論は、そのままこの…

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はな
4.6
意味わかんない大好き🫰😘
最初から最後まで意味わかんない。
のに、最終的にはストーリーしっかり頭に入ってる。
ゴダール構文好き💕習得したい。

話自体は勝手にしやがれから続くアメリカンニューシネマ的な話なんだけど、計算され尽くしたショットや意味が難解そうなセリフ、ファムファタールなアンナカリーナの魅力と気だるげなジャンポールベルモンドのおか…

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4.7

カットの繋ぎ方が尋常ではない。意識というより、狂気でカットを繋いでいる。

ロケ地の選択と色彩、構図が素晴らしすぎる。

こんなにプロットと台詞がめちゃくちゃでも、成立しちゃってるのがすごい。

文…

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憐憫
4.7
悔しいです。ゴダールの芸術センスを前に、理解も言語化もできない自分がいる。だけど好きです!なんとなく好きです!

青い海、真っ赤な血、原色の強烈なコントラスト。絵画のようなショットの連続!好きです!
軽快に無惨に進むオシャレ。
最後はアルチュール・ランボー詩集『地獄の季節』「永遠(エテルニテ)」「また見つかった、何が、永遠が、海と溶け合う太陽が」
4.1

ほんと採点が難しい映画だね。
総天然色的なカラーが絵画的な魅力を秘めてて、正直「訳のわかない映画」を一層際立たせている。
アンナ・カリーナのツンとしたバスト。引き摺られて破滅するベルモント。
タバコ…

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4.2

 色使いがとにかくかっこいい。赤が特に強い。画がさっぱりしてて気持ちがいい。
 編集とか言葉使いが晩年のあの作品達に繋がっていっているのがよくわかった。スタイルは一貫してるんだな。
 共感しやすい人…

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Cuma
4.4
我儘で気まぐれで理不尽な狂った美人に全て破壊されて破滅へと向かえるのが最高。

男女関係の断絶と終焉の必然性、他者というカオスを鮮やかな色彩とポップアート的構図、映画の混沌さでラッピングしているゴダールの傑作。

全体的を通して物語への没入を壊す、フィクションを強く認識させる作…

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