冒頭の「表面的よね。その115名について何もわからない。それぞれの人生があるはずなのに。愛する妻子がいたのか。芝居より映画が好きか。何もわからない115名が死んだって事実だけ。」という台詞で私の思考…
>>続きを読む圧倒的な映像美と、不自然な物語展開。俺のアートを喰らえ!と言わんばかりの映画で最高にかっこいい。
自分が好きな映画の概念を、作った人がゴダールなのだというのがこの作品を見てわかった。
映画とは、戦…
このレビューはネタバレを含みます
散りばめられたビビットな彩りが楽しい
ガソスタ?で車盗むシーンなんかとってもワクワクした
フィクション(大)の中にある日常(小)
{短い生命線だけで曲作ったりおじいさんの喋り方真似したり}が好きなバ…
ゴダールは『勝手にしやがれ』に続いて二本目。『勝手にしやがれ』を見ても"脱構築映画"っていう評がいまいちピンと来なかったんだけど、本作で腑に落ちた(たぶん)。
いわゆる一般的なリアリズム作品の場合…
20世紀のモダニズムがどこへ向かい、その最果てがどのようなものであるかを描いた作品になるだろうか。そのため、映画の冒頭でフェルディナン(ジャン=ポール・ベルモンド)が朗読する美術評論は、そのままこの…
>>続きを読むこの映画以降ずっと継続するゴダール独特の詩的、知的世界観が、平凡なドタバタ逃走劇の中であざやかにほどよく示されている。深刻でシュールで気違いじみているのに、なぜか爽やかで明るい。刹那的で美しい。最後…
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