20世紀のモダニズムがどこへ向かい、その最果てがどのようなものであるかを描いた作品になるだろうか。そのため、映画の冒頭でフェルディナン(ジャン=ポール・ベルモンド)が朗読する美術評論は、そのままこの…
>>続きを読む話自体は勝手にしやがれから続くアメリカンニューシネマ的な話なんだけど、計算され尽くしたショットや意味が難解そうなセリフ、ファムファタールなアンナカリーナの魅力と気だるげなジャンポールベルモンドのおか…
>>続きを読むカットの繋ぎ方が尋常ではない。意識というより、狂気でカットを繋いでいる。
ロケ地の選択と色彩、構図が素晴らしすぎる。
こんなにプロットと台詞がめちゃくちゃでも、成立しちゃってるのがすごい。
文…
ほんと採点が難しい映画だね。
総天然色的なカラーが絵画的な魅力を秘めてて、正直「訳のわかない映画」を一層際立たせている。
アンナ・カリーナのツンとしたバスト。引き摺られて破滅するベルモント。
タバコ…
色使いがとにかくかっこいい。赤が特に強い。画がさっぱりしてて気持ちがいい。
編集とか言葉使いが晩年のあの作品達に繋がっていっているのがよくわかった。スタイルは一貫してるんだな。
共感しやすい人…
男女関係の断絶と終焉の必然性、他者というカオスを鮮やかな色彩とポップアート的構図、映画の混沌さでラッピングしているゴダールの傑作。
全体的を通して物語への没入を壊す、フィクションを強く認識させる作…