このレビューはネタバレを含みます
ほんと採点が難しい映画だね。
総天然色的なカラーが絵画的な魅力を秘めてて、正直「訳のわかない映画」を一層際立たせている。
アンナ・カリーナのツンとしたバスト。引き摺られて破滅するベルモント。
タバコ…
色使いがとにかくかっこいい。赤が特に強い。画がさっぱりしてて気持ちがいい。
編集とか言葉使いが晩年のあの作品達に繋がっていっているのがよくわかった。スタイルは一貫してるんだな。
共感しやすい人…
男女関係の断絶と終焉の必然性、他者というカオスを鮮やかな色彩とポップアート的構図、映画の混沌さでラッピングしているゴダールの傑作。
全体的を通して物語への没入を壊す、フィクションを強く認識させる作…
相変わらず映像と色彩は美しく、一瞬を永遠に感じさせる説得力はありますね。破滅に向かっていく様子は心の隙間を感じますが、詩的な映像を紡いでいくモチベーションになるんですかね。全てが美しい。
繰り返し…
ストーリーはあって無いようなものだけど、詩的な台詞回し、お洒落でスタイリッシュなショット、カラフルな映像美で終始圧倒された。
特にハサミのダイナミックなショットは脳裏に焼き付くようなインパクト。額縁…