120分で6編が20分ずつ。戦争映画が妊むすべてのテーマを濃縮還元してそれぞれにぶち込んだかのような濃さ淡さ。
各話が短いのも手伝ってるとは思うが、まぁ絵が面白くて飽きない。ロッセリーニもっと観たい…
原題Paisaは、第2エピソード(ナポリ)で黒人米兵が少年に対して呼びかけていることば(同胞→broみたいな感じ か)。
酔っ払った黒人米兵が操り人形小屋に入るシーン、舞台に乱入するのは、演じられて…
43年連合軍のシチリア上陸から北進までの6つのエピソードからなる作品。ロッセリーニの戦争3部作と呼ばれる『無防備都市』『戦火のかなた』『ドイツ零戦』の2作目。どのエピソードも実際の記録映像を頭に据え…
>>続きを読む断片によって一つの全体像を描き出す構成や、リアリズムを追求した画期的な表現方法において、『戦火のかなた』と『市民ケーン』とは全く異なる文化を持ちながらも双子のように類似していると思った。そして、ほぼ…
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