ウィリアム・リュプチャンスキの映す画面は空間とその変容を促す時間を映画に従事させない。フレームを動かすのはいつでも俳優の身体であり、そうした彼らの動きが空間を満たすとき初めてそこに時間が流れる。
映…
エマニュエル・べアールが上映時間のほとんど… 約三時間ものあいだ、ヌードで出演している… ということが一番の話題になってしまった作品。
しかし、もしもその全裸目的で鑑賞した御方がいらっしゃったら、…
«すぐに知りたがる。事は起きて初めて分かる。»
この言葉で、なんか事実を求めるけど完璧に相手とか出来事を理解出来ることなんてないのかもって思った。理解しようと努力するのは大切だけど事実を求めすぎる…
べちゃべちゃ水彩を塗る描き方の持続をずっと観ているのは楽しかったが、それ以上のことはない。見知らぬ女性の横顔を窃視して絵にする恋人の姿を、さらに遠くから写真に撮ることで客体化していたように、マリアン…
>>続きを読む萎れたおじいちゃん画家が、インスパイアされるモデルに出会って復活できたけれど、元モデルの妻の嫉妬と猜疑心、新モデルの夫の嫉妬と劣等感と憧憬が入り乱れてフランスらしい人間ドラマ。
嫌な空気感がずっと続…
17世紀の娼婦・美しき諍い女を描きたいと苦悩するも創造性の衰えた老画家が、エマニュエル・ベアールの内なる真実を見出し、カンバスに描き上げる話。
日本公開時に、モザイクをかけるべきなのかどうか"ヘア論…
このレビューはネタバレを含みます
ジャックリヴェット7本目。
長すぎ。
苦手な監督から嫌いな監督にランクアップ。
この人はいつも観客には分からないコソコソ話のようなシーンを撮るから不快だ。
ラストで本物の絵を見せないのであれば最初か…
この展開で3時間超えは冗長だと捉えられても仕方がない、古いわけでもなくこれで90年代の作品です。
芸術家の内面とそれに長く寄り添った妻との愛情であったり葛藤の話なので共感出来ないのでなかなかのめり込…