このレビューはネタバレを含みます
「もしも力が正しいのなら、この世に愛は必要ない」
このガブリエル神父の言葉が、作品の主題を軸として貫いている。
ただ一文が2時間の映画を象徴とするのである。
「力」を行使するのは、ロドリゴ・…
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撮影と音楽が神
当時の雰囲気を存分に体験出来る
途中まで観念的なストーリーだなあとか思ってたけど終わってみればシンプルな話だった
終盤そうなるとは思ってなかった
そしてこれが実話ベースというのも驚…
なんと言ってもモリコーネの劇伴が素晴らしく、奇跡的に美しい映像とともに流れる儚くも優しい、かつ壮大なオーボエの旅律が涙腺を刺激する。
彼らの眼差しはそのどちらも捉えている。
いつの時代も虐殺は神の…
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ちょこちょこ疑問に思うことがあった。
最初に殉教してる神父が十字架に括り付けられて滝を流されていくんだけど、現地の人が帰依を拒否してから殉教だよね?何でわざわざ十字架に括り付けてくれるのだろうか?
…
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力が正しいのなら
この世に愛は必要なくなる
わたしはそんな世界には生きられない
法王猊下
あなたの僧侶達は死に私は生き残りました
しかし死んだのは私で生きてるのは彼らです
常にそうであるように
…
冒頭の滝落ちシーンで男の右わき腹に現れるイエスキリストのしるし。
このトリックで、滝の横にある岩山を昇るガブリエルは、断食中にエリコの岩山を昇って修行するイエスであり、重い金物を引きずって坂道を上る…