エンド・オブ・オール・ウォーズの作品情報・感想・評価

「エンド・オブ・オール・ウォーズ」に投稿された感想・評価

Kisaki

Kisakiの感想・評価

3.8
良い意味でずっと泰緬鉄道という名前が忘れられなくなる
衝撃的な映画
miumiu

miumiuの感想・評価

4.6
第二次大戦中、日本軍の捕虜となった連合軍兵士たちが、タイのカンチャナブリ収容所で泰緬鉄道の建設に従事する様子、終戦を迎え解放されるまでを描く物語。スコットランド人兵士アーネスト・ゴードンの著書を実写化した実話ベースの戦争映画です。

これは非常にいい作品だった…! 日本人が加害者側だし残酷な場面もあって観るのはツラいけど。
コリン・ファースの『レイルウェイ 運命の旅路』と舞台は同じ、ただしこちらは群像劇風。

捕虜の中にもいろいろな人間がいて、描かれ方と役者の演技は見応えありました。
キーファー・サザーランド演じる軽そうなアメリカ人兵士の変化する様子とか。
逃亡を企てて、自分たちの作戦遂行のために仲間を売ろうとする兵士(演じているのはロバート・カーライル)とか。
教師志望だったアーネストを中心に学び合うことで、尊厳と生きる気力を保とうとする捕虜たちの姿とか。
日本人兵士も、後半に向かうにつれて良くも悪くも精神性や文化の違いゆえの事情が見えてきて、単なる悪者で終わっていなかった。

こちらもマーク・ストロング出演作ということで鑑賞。収容所のはずれに「壁なき教会」を作り、自分を犠牲にしてでも友、仲間を救う信仰心厚い兵士役。明らかにイエス・キリストのメタファーで、存在から慈愛に満ちた微笑みから行動からすべてが尊すぎでした…! これは惚れるわ…
それにしてもコリン・ファースとマーク・ストロングは出演作の設定や時代背景がやたらと重なりますね…
深夏

深夏の感想・評価

3.6

大学のキリスト教学の講義で鑑賞。

日本人兵も含め、戦争に生きた人々が皆、自分の中に揺らぎない正義を持っていたこと。
そのことを知ってしまうと、残虐な行為をする日本人に対して一概に負の感情を抱けなくなってしまう。
本当の正義とは何かを、考えずにはいられませんでした。
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e

eの感想・評価

3.5
戦時中に捕虜となり泰緬鉄道建設に従事させられたアーネスト・ゴードンの「クワイ河収容所」を原作とした映画。やはり映画なので原作の出来事を掻い摘みつつも映画的な話に仕上げているので、日本兵の残虐さ加減や武士道チックな表現がやや過剰な趣きがある。あと予算不足のせいか泰緬鉄道の建設がただ工事してるだけでそれほど辛そうに見えなかった笑。この辺は似たようなプロットの「レイルウェイ 運命の旅路」に軍配が上がりますね。自分たち捕虜が前線で傷ついた日本兵を介抱する原作の場面がシチュエーションは違えど一応再現されているが、原作の「自国の兵士さえ人間扱いしない軍隊が捕虜を人間扱いするわけがない」という意味があまり込められていないのでもう少し丁寧に描いてほしかった気がする。映画には日本軍の通訳、永瀬隆氏が登場し、戦後のアーネストと永瀬の和解の映像も最後に流れるが、実際には収容所でアーネストと永瀬があったことはなかった。それにしても日本ではマイナーな作品だなあ。
haccabee

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5.0
まず感心したのはチョイ役の日本兵までまともな日本語を話していたこと。ここに製作側の誠実さを見たと言ったら大袈裟だろうか。主にキリスト教的な視点で描かれるのは、原作者が聖職者なので仕方がないだろう。しかしテーマは日本軍への断罪と言うより戦時下の異常性と「人の命が羽よりも軽い時」人はいかに生きるかということではないかと思う。役者は皆、いい仕事をしていた。精神のギリギリに立つキャンベル少佐を演じるロバート・カーライルは天才。