短気で身勝手極まりないひとりの人間が犯した罪によって命を落とす人が痛ましい。今も昔も変わらない人間の醜い心を中川信夫が鋭く描く。
現代篇をモノクロ、時代篇をカラー映像にした作品。モノクロでは青色の…
現代編がモノクロ。
時代編がカラー。
冴え渡る中川信夫のカメラワークと質の高い劇伴。
御家老以上に囲碁師範の小金吾のキレキャラがユニーク。
鬼太郎の猫娘や猫目小僧を除いて化け猫なるものをじっくり…
やはり中川信夫は凄い。なんてロジカルに映画を作るんだろう。
いわゆる怪猫ものだが、大映じゃなく珍しい新東宝によるもの。ゆえに作風も大きく違う。
まず現代劇と時代劇の2パート構成になってる。
まず現代…
① 「見せすぎない」恐怖の先駆け
今のホラーは「見えないものが怖い」とよく言われますが、その源流がこの時代の作品。
例えば冒頭の足音だけのシーンは、幽霊そのものを出さずに観客の想像力で恐怖を膨らませ…
出だし、不吉っ!黒猫
って、なんで怪談は“猫”が悪者、出てきた“犬”の方は、や(殺)られちまいました
【現代編】
妻の病気療養のため、田舎の廃屋で開業することとなる医師・・・夫婦を襲う怪異の数々
…
怪猫映画とか化け猫映画っていうジャンルの映画が昔はあったらしい。大学時代にYouTubeの無断転載で、キダ・タローと浜村淳と上岡龍太郎のテレビ番組を観てて、そこでキダ・タローが子供時代化け猫映画がす…
>>続きを読む東京から北九州に妻の転地療養、そこでの屋敷の話
現代篇と時代篇で怪猫の謂れがわかりやすくて面白かった
時代篇の小金吾の母上の演技がとくに好きでした
タマ(役のネコチャン)が賢いのは本当だと思ったし、…