障碍者アートを巡る映画と思いきや、障碍者介護の限界を克明に記録している衝撃。佐藤真は真正面から被写体を撮ることで、詩的だったり残酷だったりする瞬間を、多角的に捉えていく。アート創作の過程を手のアップ…
>>続きを読むお姉さんがカメラに映ることはなく、ナレーションのみであることが家族の不思議な距離感を醸し出している。その声のトーンによるのか、どこか温かさも感じる。
花子さんとお父さんが緩やかにくねった坂道をこちら…
自分の頭叩きながら叫ぶやつ、子供の時気持ちが不安になるとよくやってたから勝手に共感する。あの(体感が)長い時間の緊迫感。
「勝手に作品と呼んでいる」。アウトサイダーアートをめぐる言説や展示は幾多あれ…
わたしにはこの作品を語る資格など無いが、テレビで見るようなメッセージ性を高めた密着ものよりも、ただただ家族を映し出すこの映画の方が誠実なように思えた。受け入れること、離れること。わたしがもし家族だっ…
>>続きを読むドキュメンタリーとも、情報番組や特番などとも違う、「映画」っぽさがあった。たった60分で花子を取り巻く家族3人の人となり・考え方を勝手に感じ取り、彼らの人生に想いを馳せる。難しい問題だよね、とか社会…
>>続きを読む【サンクスシアター43:私が勝手に"作品"と呼んでいるだけ】
サンクスシアター追い込みでラインナップを見ていたのですが、なんと佐藤真監督作品があることに今更ながら気づいた。佐藤真監督といえば、新潟水…
床にたくさんの食べ物を並べた「たべものアート」を作る知的障碍者の女性のドキュメンタリー…と書くと批評的な芸術映画みたいなのを想像してしまうけど、そうではなくて、社会が彼女に向ける眼差しと家族が向ける…
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