ナチスが最も恐れた男の作品情報・感想・評価

「ナチスが最も恐れた男」に投稿された感想・評価

mh

mhの感想・評価

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WW2におけるノルウェー・オスロのレジスタンス活動ダイジェスト。
邦題は安定のおおげさ詐欺。原題「Max Manus:Man of War」は実在したレジスタンスのリーダーの名前から。
基本、マックスマヌスの自伝通りに話は進む。
フィンランドで冬戦争に参加してたとか十分な説明がないので少々とまどう。「ストックホルム」という地名が唐突に出ても、スウェーデンの都市とかなかなかわからんよね。北欧の都市、位置関係はよく混ざるので、膝の上で地図帳を広げながら見てる。
イギリスにレジスタンスの訓練施設があったの知らなかった。
個人的に良かったのは勝利後。ほかの映画でははしょってる、戦いのむなしさとか、戦争の無意味さとかが味わえる。
ナチス親衛隊の高官との邂逅もよかった。あのシチュエーションなら握手しちゃうよね。
いやぁ、レジスタンス視点の映画はいいね!
ラストのスライドで「依存症」うんぬん出てきたけど、なんの依存症なのかわからなかった。
まるで「ヒトラーに屈しなかった国王(2016)」の姉妹編のようになってるので、どっちも見とくとより楽しめる。
同じくノルウェーのレジスタンスもの「ザ・ハント ナチスに狙われた男」の舞台は北極圏に近いトロムソで、雰囲気もだいぶ違う。雰囲気だけなら「誰がため」が近いけど、あちらは同じ北欧でもデンマーク。
いい映画なのにやすっちい邦題でもったいない。いかにも三流戦争映画なジャケットもどうにかならなかったか。
面白かった!
おぐり

おぐりの感想・評価

3.7
2010-10-04 レンタル流れDVD
ノルウェイ映画は滅多にいき会えないので、あったら〜即、観る
ナチス占領下のノルウェイでの破壊活動の記録。
BoltsFreak

BoltsFreakの感想・評価

3.5
反ナチスレジスタンスの中心人物マックス・マヌスのナチ補給船破壊に纏わる話
勝沼悠

勝沼悠の感想・評価

4.0
 ノルウェーでナチスに対してテロを続けた伝説の男、マックス・マヌスを描く。

 国のヒーローを描く映画でありながら、どこかにテロは所詮、蟷螂の斧であるという視点が常にある。さらに終戦して戦争のむなしさに押しつぶされる姿まで。。。
 おそらくノルウェーでは誰もが知ってる英雄なのだと思うが、それをただヒーローとして描くのではなく、こういう風に描いたところにこの映画のすごさがあると思う。
torakoa

torakoaの感想・評価

4.0
オープニングがいい。主張しすぎずじわじわ盛り立て引き込むような音楽と効果音。新聞記事などが次々映し出される映像。ありがちだろうけど添えられてる音楽と相まって引き込まれていく。が、ノルウェー語らしき記事の見出しに字幕入れてくれてないので、ここである程度説明されてるであろう背景がわからないまま本編に突入してしまうのが厳しい。その後のテロップには字幕あるが、無知な上に事前情報なしで観始めたのでそれだけでは不十分で困った。
クヴィスリング政権の概要だけでもさくっと読んでから観るべきだったらしい。

銃撃砲撃の音が控えめ、かつ柔らかい。布で包まれてでもいるかのような輪郭のぼやけた効果音で、珍しいなーハリウッド映画なら派手にドンガンやかましくしたがるとこだろうにと思ったら夢(回想)だった。という冒頭で、おおーなるほど!と。この作品を鑑賞するのが俄然楽しみになった。音楽にも音量のバランス感にも好感持てたので好意的に鑑賞でき、全体通して鼻につくものがないと思った(揺れる画面以外)。使いどころと使い方が練られていて、主張はしないがしっかり効果的といった感じの音楽が秀逸。観客の感情を操作しようとしてこない静かめな作品。凄く褒めたい。

控えめ演出で派手にしようとしていない描き方が、ヒーローめいた架空の人物ではないことを伝えてくる。主人公は特異な経歴を持つ人物のようではあるが、逮捕されそうになった際に窓から飛び降りて逃げおおせたことで有名になっているだけのレジスタンスの一人といった感じで特別凄い人物としては描かれない。その程度のことで?と思うが、その程度で人々が快哉を叫び希望を持つような心境だったなら、どれだけ閉塞感と陰鬱感があったことか窺える。エンタメ的に「その程度」ながら、自分がこの時代この国の青年だったら彼らのように行動できたろうか?と考えて観てしまい、絵的に地味な場面が真に迫ってくる。
彼らにとっては日常なので敢えて魅せる演出はしなかったのだろうか。彼らの生きた時代を体感させるような意図を持って作ったとしたら、少なくとも私には効いた。
地味でつまらないと思う人もいるだろうが、私は実直と感じ好印象を持ったし、興味深い台詞ちょこちょこあるし、観てよかった。カフェ・ソングが脳裏をよぎる場面もグッときた。

惜しむらくはところどころで現れるやたら揺れる画面。短時間ずつだし中盤ぐらいまでは使いどころを考えてあるように思えたのでそこまで印象悪くはなかったが、終盤、動きのない場面で揺れまくってたのは解せない。撮影者の体調が心配になってくるレベル。これさえなければ傑作認定したかもしれない。
映画好きな人からすれば見慣れてたりどの作品の模倣だとか何とかあったりして別に何とも感じなさそうな気もするが、拷問場面のドイツ将校がシガレットケース取り出すあたりからの余裕とこなれた手つきのエレガントさにぞくっとした。拘束され血と色々で汚れてるレジスタンスとの対比がこの時代のノルウェーを擬人化的に象徴してもいるようで、うわーこれは……と。そこのさらっとした見せ方のセンスが粋な感じで強く印象に残ってる。非情さ冷酷さは感じるけどステレオタイプのサディスト的ドイツ軍人には描かれてないとこもいい。異常・異質な世界としてではなく鑑賞者のいる世界と地続きのように感じさせようとしたのかもしれない。地味ながら実感を伴う薄ら寒い怖さがあった。
残酷描写や暴力描写、戦闘・アクション・狂気といったものなどは少ないので、そういうのを求める人はガッカリするだろうけど。
これキービジュアルと邦題のせいで誤解されたり印象悪くなったりしてやしないかなー。ジャケット詐欺っぽい。思い当たる光景はあるけど色味とか色々盛りすぎてもはや別物だと思う。戦争映画というよりヒューマンドラマて感じで、原題は主人公のフルネーム。邦題は誇大広告的なのでスルーでひとつ。

吹替は字幕入るとこだけで外野の声、聞こえてくる声とかガヤとかはそのままか無音になってるわ、「処刑の命令を?」とか字幕まんまの察しろ的省略台詞だらけだわ、痒いところに手が届かない感。そういうとこ確認したくて吹替重宝してるんだけどなー。曖昧台詞だらけの台本渡されただけでニュアンス入れた芝居ができる状況でもなかったのか声優陣もとりあえずこなしてるだけみたいになってて手抜きっぽい印象に。字幕版と吹替版の翻訳者が別になってることが多い意味がわかった気がした。
あと、エンディングで劇中での呼ばれ方と違う字幕つけたのはどうかなー。演者の顔写真あったからどの人のことかわかるけども。人物紹介に「1987」て書いてある人のとこに「2006年に他界」とどこにも見当たらない数字使った字幕出てきたり、ついでにドイツ将校を「少佐」て呼んでたけど襟章確認したら違うようだったり。作品はいいだけに日本語版は何だか口惜しい。

タイトルロールの人どっかで見たなと思ったらつい最近観た『クローバーフィールドパラドックス』のロシア人クルー役の人だった。戸惑い続けながらもおずおず受け止めようとするような表情で内面を表現してるとこよかったと思う。
これまで観たポール・スヴェーレ・ハーゲン出演作中一番若い頃なはずだが何故か老けて見えた。痩せてやつれて見えるのか。そしてまたヤーコブ・オフテブロも出てた。きみたちはセットなのかい。タグつけることにしたけど「ヤーコプ(半濁点)」のほうが正しいのだろうか?
ナチスを手こずらせたノルウェーの伝説的英雄。

ノルウェーの英雄マックス・マヌスはフツーの青年がレジスタンスとなったらしい。

なので、前半はナチスを恐れさせるというよりかは、どちかっていうと手こずらせたという感じ。

逮捕されても病院から逃げたり、その後も何度も捕まりそうになる危機があるのに、なぜか逃げ切るし捕まらない。ナチス側はさぞかし、イライラしただろうね。

工作員になってからの展開は戦闘シーンや、爆破シーンなど視覚的にも派手に映る場面も出てきて盛り上がる。

しかし、時間の経過が早いというか、途中を端折りすぎてるのか、テンポはいいけれどちょっと忙しかったかなあ。

なにはともあれ、反逆のヒーロー的な話は面白いのでその点ではよかった。
星

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3.0
思ってたのと違った!題名が少し大袈裟にも感じる。
最後の描写に心締め付けられました。
字幕で見たかった。
KAIMAR

KAIMARの感想・評価

3.9
ノルウェーの英雄、マックス・マヌスの自伝を描いた実話。
大戦中、ナチス占領下にあったノルウェーで破壊工作員として活躍したマックス・マヌス。 対ナチス レジスタンスを結成し次々破壊工作を成功させるも 仲間が次々に殺され・・・・・ 一度は捕まったが、 運良く逃げ切り、最後まで生きた、伝説的英雄の話し。 実録戦争アクションとして迫力十分だし見応えは有る。
どこの国にも自国でしか知られていない英雄を分かる事が出来た
「ザ・ハント」と比べるとまた楽に観れる。ナチスに抵抗した人は沢山いるんだね。
ノルウェーって凄くない?
zogli

zogliの感想・評価

2.4
邦題は盛りすぎなので無視
原題は人物名『マックス マヌス』WW2に実在し生存したノルウェーのレジスタンスだとの事

当時のノルウェーのクヴィスリング政権(ナチスドイツの傀儡)から王国を取り戻すきっかけを作ってくれたという解釈なのかなー英雄と言うには地味すぎる
ドイツの敗戦とナチスの崩壊によるノルウェー解放はレジスタンスの、ましてマヌスの功績では無いし、窓から脱出してゲシュタポから逃げのびたのをそんな英雄視するのもどうかと…チェコのアンスロポイド作戦のようにナチス高官暗殺を試みたりしたわけでもないからやってる事は小さいし(まぁ比べるもんでもないけど)

愛国心と反ナチ感情と自らの手で世を変える情熱を持って活動していたけど、ひとりまたひとりと仲間を失って喪失と活動意義とに葛藤する人間ドラマって事ならまぁわかるかも
イギリスで訓練して各国にパラシュートで戻るルートはWW2各国レジスタンスでおなじみだったけど、それにしてもあんなにノルウェーとスウェーデンの国境を行き来してたのはちょっと驚きだった

ノルウェー占領してるドイツ側の描写が意外と細かくて驚いたし、まさかの『怒鳴らない』『人に銃を向けない』『自ら引き鉄を引かない』という近年稀に見る紳士然としたドイツ将校がいてなんだこれは?となってしまった
ドイツ側への配慮なのか、それともジークフリートは史実でも色男で無能なのか?
拷問部屋で葬送行進曲流しながら包帯はぎとってタバコ吸うのを見せつけるだけって、なんだそれ?最後レジスタンスが潜り込んでるの気づいてたっぽいのに見逃すし!あのノルウェー娘に手をつけるやつとかの描写、必要だったのか???

マヌスと将校の2人に見えない絆や敵対心があるならまだしも、ドイツ側がマヌスに執着してるようには全く思えない描写のされ方だったので最後捕らえられて収監された先でジークフリートがマヌスに握手求めるのは結構理解出来なかった

話として面白いわけではないし脚色はされてるけど『歴史を知る資料』としての価値はあったので観て良かった
ストーリーの出来はともかく、作中に大事な言葉はポロポロあって、『レジスタンス活動などするやつはバカか正気じゃないヤツだ、君がそのどちらかなのであれば歓迎しよう』とか、『(徴兵の謳い文句に釣られて)従軍する奴なんて精神異常か失業者のどちらかだ』とか、そのへんはなるほど真理だわーとうなずいた
体制に抗うのは命がけの行為だからそれだけの覚悟が必要で、無駄死にするだけかもしれないがそれでもやろうとするのかって事だし、負けが見える戦争で徴兵して総力戦にしようとするのも無謀以外のなにものでもないしな
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