もはや誰も興味ないけどとりあえず「みんかい?」までのあいだに東映ジャンクフィルムを見ようシリーズ⑤
怪談映画の巨匠中川信夫御大の東映怪談
なんか新東宝時代の作品が強烈すぎて若干あっさりめの感は否め…
タイトルにあるほど「蛇女」はメインでなく、蛇女にされてしまう花嫁の賀川雪江が可哀相……。蛇女よりも怖いのは亡霊となって現れる西村晃。
明治初頭の地主と小作人の関係性がリアル。前半は現代のバナー漫画…
〖1960年代映画:怪談映画:時代劇:東映〗
1968年製作で、時は明治の初め、地主の家に鞭打ちがもとで亡くなった小作人の幽霊が現れて…惨殺された小作人一家の怨念が、蛇に姿を変えて復讐を果たすという…
オカルトというよりは、加害者側の精神錯乱の結果のように描かれているのが面白かった。幽霊になっても小作人の男はへりくだって慈悲を乞うだけなのが不気味で逆に怖い。
住み込みの労働者仲間は皆優しいのが救い…
若旦那が死ぬ場面の恐怖演出が素晴らしい。
機織りのかたかたという音であさの霊を感じさせ1つのショットの中でぼっと現れてすっと消える。ちゃんと怖くて階段を上がって転落して鎌が刺さるのも面白い。
旦那…
国立映画アーカイブの、中川信夫特集で見ました
殺された弥助(西村晃)の
「旦那。土齧っても借金返します」
殺されたあさ(桑原幸子)の
「若旦那、堪忍してください」
が耳から離れません
典型的な怪…