『金語楼の子宝騒動』を鑑賞。
金語楼の子どもに、美空ひばり、田中春男、久我美子、千石規子、嫁に清川虹子、姉に飯田蝶子など錚々たるキャストで、子沢山一家のコメディを期待したが、面白かったのはアチャコ…
産めよ増せよの戦時政策から戦後の産児制限への転換期を鋭敏に捉えた斎藤寅次郎監督の社会風刺喜劇の秀作。柳家金語楼の多産家族と花菱アチャコの計画出産家族を対比して展開されたが、多産の娘の中から美空ひばり…
>>続きを読む1949年に公開された「あきれた娘たち」を新東宝お得意の短縮改題で2本立て興行用に編集したのが「金語楼の子宝騒動」。80分強あった尺がほぼ60分に編集されている。斎藤寅次郎監督で金語楼主演とくれば軽…
>>続きを読むタイトルからしてコメディかと思いきや、何気に小難しい問題を皮肉たっぷりに詰め込んだ作品だったりする。ひばりの歌が目当てな子供たちに、明るい家族計画の話だの、セーラー服の久我美子の万引シーンだのは大丈…
>>続きを読む今年(2022年)は寅年、ということでふと思いつき、これまであまり観ていない斎藤寅次郎監督の作品を映画初めとして鑑賞。
戦前に作られたオリジナル版(?)に比べると、正直映画としては今ひとつと言わざる…