暗黒迷画座 第202回SP
いつも1週間に1回の更新を楽しみにしているYouTubeの「暗黒迷画座」
芸人の居島一平さんと活弁士の坂本頼光さんお2人で1本の映画を紹介する番組
200回記念とい…
2025年7月12日
映画 #炎上 (1958年)鑑賞
#三島由紀夫 作 #金閣寺 の映画化
金閣寺の住職からやめてほしいとクレームが入り、京都の仏教界も反対し、今後大映には時代劇の撮影はさせな…
1958年。三島由紀夫原作の金閣寺が市川崑監督が映画化。原作も読んだがこの映像作品の出来栄えなはとても冴えている。あどけなさの残る主人公ミゾグチ。住職の息子に生まれ、寺で育つが、母親の密通を知ってし…
>>続きを読む先月「三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実」を見た時に、そういえば三島由紀夫の小説を読んだ事がないなと思い『金閣寺』を読んでみました。
で、映画化もされていると言うので本作を見てみた。
主人公…
1958年大映。オープニングから寺社の設計図&市川タイポグラフィ&黛音楽でカッコいい。モノクロ・ワイドでのお寺内部の空間、人物配置。京都弁で、仕事と世話と生き死にが同時進行。聖俗、美醜、健常と障碍が…
>>続きを読むタイトルは異なるが昔読んだ《金閣寺》が原作らしい。
時代も然る事ながら、文化的、宗教的意味あいでも特殊な世界の話。
主人公(市川雷蔵)は吃音者で強いコンプレックスを持っている。
敬愛していた父親の死…
4Kデジタル修復版。
セット、ミニチュアだと思うが寺院の炎上シーンは素晴らしい迫力。
唯一のよりどころに幻滅した青年がもがき苦しむ姿を市川雷蔵が好演。仲代達矢もさすが。
スタッフ、キャストともに高水…
黒澤明以外で監督の名前を意識して見たはじめての作品で、あまりの完成度の高さに受けたショックが大きかったため未だに市川崑の代表作はこれだと思っている。
三島由紀夫の内面を饒舌に語っていく原作を百八十…
荒川良々みたいな市川雷蔵もまた良し良し。
主人公溝口がどうして放火にまで走ってしまったのかを、映画の観客は大体分かったと思う。
そして、本人を除く出演者には分かっていなかった。溝口が告白しようと…