住職の父親を亡くした吃音症の青年が、父親の友人が住職を務めるお寺に引き取られ、国宝の美しい建物を崇める一方で、自分自身の劣等感から周囲に理解されず孤立して行く物語。面白かった。
三島由紀夫の原作で…
原作が一人称なので、主人公の内面の変化をどのように表現するのか気になっていたが、内面の複雑さはあまり追求せず、きれいにまとまっている印象。白黒の良さを最大限に活用した映像美もさることながら、市川雷蔵…
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▪️本年鑑賞数 :2022-565 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※
🖋とても三島由紀夫やなぁ。という作品です。三島文学の映画化作の中でも特に評価が…
なんとも切ない話。
市川雷蔵が、後々の大スターオーラをまだ出さず(消して?)屈折したものを抱えた吃りの青年僧を素直に演じていた。
仲代達矢は、若い頃から彫りの深い顔立ちで、脚の悪い青年なのにそれを…
うおぉ素晴らしかった!
燃える驟閣、夜空に舞う火の粉、賑わう祇園、田舎の山寺、海岸での火葬…。
白黒映像がこんなに美しいなんて…逆に言えばこれをカラーで見たいなんて少しも思わなかった。
あとはもうな…
満を持しての雷蔵代表作をついに鑑賞。ああ、うん。批評家とかクロートさんには受けるだろうけど、決して万民受けはしないだろうし、興行収入には繋がらなさそう。でも雷蔵自身が本来志向するのはこういう重たいテ…
>>続きを読むお父さんの海辺での火葬のシーンが印象的
主人公が信仰しているのは仏でもなく父
父の信仰していた美しい金閣寺を守りたい、観光資源という俗物にしたくない、そんなヤンデレ的着火なのかな?と思った
最…
誰もが知る名作の「金閣寺」の映画化。
ってよりも近代日本文学を代表する1作と言っても過言ではありませんよね。
原作は読破済みどころか大変好きな作品なので、ずっと本作は知っていたのですが「題名が違う…