あにいもうとの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『あにいもうと』に投稿された感想・評価

3.8
ロングでの風鈴吹きかける京マチ子がいい。
東京と川挟んだ田舎の行き来の移動の運動が軸。
灯籠のところで見ている元カレから手をふる笑顔の妹から母親に振ってるのが分かるカット割りは驚いた。
土星
4.9
森雅之の憎しみに満ちた老け顔が恐ろしい。無意識も暗喩も無しに最大限に直接的な罵倒を肉親に吐きまくるからすごい。そして京マチ子の肉体。
3.8

浦辺粂子母さんが気の毒で…
昔はお母さんはみんなこんな感じだった
夫につくして、子供につくして、それが生き甲斐な母親
男性はどいつもこいつも…
(荒い言葉でごめんなさい💦)
ホントは妹思いの兄ちゃん…

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森雅之の名優っぷりには恐れ入る。自然過ぎて気づくの遅れた。
京マチ子も然り。
後半の息つく暇もない兄弟喧嘩のシーンは秀逸すぎて言葉もない。
日本の名匠成瀬巳喜男、ここにあり。

『羅生門』の2人が現代劇で再共演。『羅生門』とは打って変わって森雅之は京マチ子に対して攻撃的な態度を示す。京マチ子もあくまでも普通の女性として描かれる。

一つの川の近くで繰り広げられる人間模様。人…

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 DVDのカバーのスチール写真の構図に何故か惹かれて本作を見てしまった。普段着の和服の京マチ子が、身体の左側を下にし、両足を揃えてちょっと折った姿勢で直に畳の上に寝ている。左肘を立て、左手に頭を載せ…

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3.5

「川の向こうはすぐ東京よ」
久我美子の台詞から、舞台は市川か川崎と推察されるが、かなりド田舎なロケーション。
道らしき道は無く、草むらを掻き分けながら進むと現れるバラック小屋のおでん茶屋。
お品書き…

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masat
3.0

ナルセは、タイトルからは想像もつかない作品を創り上げる。
逞しく生きる戦後の兄弟の話、かと思うよねぇ?

戦後逞しく生きる話では無く、戦後、より混沌とする家族の在り方をいち早く予見、いや、そもそも“…

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leyla
4.0

室生犀星・原作。これまで3本の映画化、8本テレビドラマ化されているそうです。

妹を大切に思う兄、家族愛の話。

兄役が森雅之だけど最初は気づかず、荒くれ者の森雅之は初めて観た。長女が京マチ子で、歩…

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juri
2.5

悪くはないが、めちゃくちゃ面白いとも思わなかった。
成瀬センセの作品は「流れる」のような女しか出てないのが好き。男はいらない。

京マチ子って見れば見るほど美人なんだかそうでもないんだか分からない不…

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