このレビューはネタバレを含みます
曇天に包まれた世界
トリスターナにおける白い服とと黒い服の対比は顕著である。無垢で清純、神格的な姿を形作る白。彼女自身の自我、自由意志の黒、そして彼女の性的な要素を象ったブラウン。
映画の前半はト…
地味な雰囲気の作品だけど、深く考えさせられるようなショットがあちこちに散りばめられている。喪に服す哀しい女… 観て元気が出るような映画ではない。笑 むしろ鑑賞後にやるせなさが募る、寂しくて美しい作…
>>続きを読むおそらくエル・グレコの時代からそう変わっていないだろうトレドを舞台に、母の喪に服していた純朴な少女が、独占欲のつよい男に手篭めにされ、やがて病で片脚を失って性悪な女に変貌を遂げる。前半と後半でまった…
>>続きを読むもう親とか血縁絡みの情念の物語はいいなあと途中思ってしまったが、良い台詞は幾つかあったし、一貫してみるとパンクでしたね。
やりたい聾の弟を部屋から追い出して見上げさせる形でおっぱい見せつけたり、俗物…
無垢な少女が養父の性的搾取により歪んでゆく様を描く。足を切断と聞き縛りつけるには打ってつけなので喜ぶかと思いきや、自分の足と交換してくれと発言していて本当に愛していたのだと知りちょっと可哀想になって…
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