この物語を観る前に確認しておかなければならない。
それは19世紀は「演劇」の時代ということだ。
映画は20世紀の産物。
つまり我々が映画に熱狂したように、19世紀の人達は「演劇」に熱狂したのだ。
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女優もうっとりするほど綺麗だけどバティストがとにかく群を抜いて美しい。パントマイムはこんなにソウルフルなものだったんだ。。
当たり前だけど映画がない時代は演劇で、台詞がないものは表現を身体で誇張し…
今さら見ていないと言えないシリーズ。パントマイム師バティストと美女ガランスのロマンスが物語のテーマ。役者同士の表現力の競い合いももう一つの話の柱になっている。今の生活があっても忘れられない人がいるは…
>>続きを読むマルセル・カルネ=ジャック・プレヴェールのコンビだと、『霧の波止場』の方が圧倒的に名作だと思う。本作が古典的なメロドラマとして当時も(現在も)評価されたのだとしたら、まさに『天井桟敷の人々』はその古…
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