ニクソンの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

「ニクソン」に投稿された感想・評価

3時間越えの伝記映画だけど、主役のニクソンに華が無いので辛い3時間となってしまった。
ウォーターゲート事件で、アメリカ史上初の「辞任した大統領」がおそらく皆の知るピーク。
そこに至る心の内、出自と政治活動、さまざまな疑惑に共感や興味が持てるかと言われると、ちょっと難しい。
tak

takの感想・評価

3.2
エリートの出身で国民から"理想"とされたのがジョン・F・ケネディ。常にJFKと自分を対比し続け苦悩した"現実"がリチャード・ニクソン。大胆な行動の中に気弱な一面をのぞかせる人物像に、鋭く迫ったオリバー・ストーン監督の力作。

手持ちカメラのローファイな映像、ニュースフィルムの生々しさ、スピード感を生む編集が、時代を覗きこんでいるような臨場感。

アンソニー・ホプキンスのなりきり振りも見事だけれど、母親役のメアリー・スティーン・バーゲンなどバイプレイヤーがニクソンの人物に迫る役割として存在を示す。

こうしたアメリカの政治ドラマを観ると、誰か田中角栄を撮れるニッポン人はいないのかと思う。
オリバーストーン監督がニクソン大統領の生い立ち、家族との関係、政治姿勢、そしてウォーターゲート事件で辞任するまでを描く。

リアルタイムのニクソン大統領はほぼ知らない世代。
最初の方はアンソニーホプキンスの顔にしか見えなかったが、流石名優だけあつて、空虚な作り笑いなどの仕草や暗い情念を上手く演じ、段々とニクソンに見えてきた。

ニクソンとケネディとは実は同期の当選で昔は仲が良かったなど知らなかつたエピソードも多く、3時間と長尺ながら丁寧に描いてるので飽きなかったが、1950〜70年代のアメリカの歴史に興味のない人は退屈かもしれない。

ニクソンが言うように、中国と国交を回復したり、ソ連と緊張緩和を進めたことは評価されても良いように思えるが、反面、負の部分も知っていたよりも物凄い。アメリカ大統領は大変。

同じくオリバーストーン監督作品のJFKの3年後の公開だが興行的には失敗みたいです。やはりニクソンは不人気だから??

アメリカの政治に興味のある方は見て欲しい。
Maoryu002

Maoryu002の感想・評価

3.2
オリバー・ストーン監督がリチャード・ニクソンの半生を描いた作品。

特にウォーターゲート事件以前の政界でのし上がっていく力強いニクソンの姿は、これまであまり知らなかったので興味深かった。
追い詰められていく後半は、様々な映像で語られているとおりだが、最後に正気を失っていく姿は哀れだ。

家柄がいいわけではなく、あらゆる手を使って国のために戦ってきた男が、いつの間にか国を裏切っている。そこには国家以上の存在である有力者や企業やメディアの力が見えてくる。

アンソニー・ホプキンスはニクソンに似てないけど、なんかそれっぽく見えてくるところはさすがだ。
そして、皮肉だが「大統領の陰謀」「フロスト×ニクソン」「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」と、ニクソンほど映画界に材料を提供した大統領もいないかもしれない。
ベトナム戦争からケネディ兄弟の暗殺をはじめ、ウォーターゲート事件まで数々の権謀術数がうごめく、とんでもない時代を生き抜いていくニクソンという男。。。。幼少期の原体験から政治生命の最後まで、3時間超えの大作であるもののアンソニーホプキンスの圧巻のパフォーマンスのためか、共感とか、そういうことではなく、ただたんにこのニクソンという生き物を観察するような作品になってるどす。。。。  

編集などはキレキレであるものの興味関心がない人にはさっぱりわからない作品になっている。調べながら見ると面白く楽しめるどす。。。。

しかしこの頃からイラク戦争後の今のアメリカまで地続きの出来事がずっと行われており、アメリカという国の光と闇のコントラストの濃さに震えるどす。。。。
オリヴァー・ストーン

アンソニー・ホプキンス
(羊たちの沈黙)
エド・ハリス(ザ・ロック)

記憶の中にいる母
妻との関係
キッシンジャー
(国家安全保障問題担当大統領補佐官)
ヘイグ 大統領首席補佐官
ディーン 法律顧問
ハント CIA工作員
ミッチェル 司法長官

カンボジア侵攻
ラオス空爆
金とドルの交換停止
変動相場制へ移行
ニクソンショック
訪中 毛沢東
訪ソ ブレジネフ
ベトナムからの撤退
ウォーターゲート事件による辞任

フーバーFBI長官の死去で何かが崩れ始めた。
第45代トランプ大統領までに唯一の辞任した大統領。
最後は神と母に懺悔し、祈った。
sima

simaの感想・評価

3.0
長い…。
しかしアントニー・ホプキンスの素晴らしさよ。
「お母様、僕はいつでも忠実な犬です」
アー君

アー君の感想・評価

2.1
ニクソンはウォーターゲート事件のスキャンダルで失脚したが、ストーリーテリングとして荒く、作品としては作る意味が見られなかった。アンソニー・ホプキンスの模倣力は完璧であったので残念であった。
少し横道にそれるが「羊たちの沈黙」のオフショットで「ロッキー」のスタローンのモノマネをしていたけどそっくりだった。
おぐり

おぐりの感想・評価

3.8
2021-02-13 たいぶ前に買ってあったDVDで。
ドラマとしてはJFKより こちらの方が上
ポール・ソルヴィノのキッシンジャーがそっくりで驚いた
tristana

tristanaの感想・評価

5.0
被害妄想とコンプレックス、歪みきった男の半生。これがオリバーストーンのベスト?ガチャガチャした演出も違和感なし。追い詰められると現れる母親の亡霊、渋面で淡々と汚れ仕事をこなすパワーズブースが最高。下劣なことを言うとすぐにジェームズウッズやポールソルビノがお追従で反応するのもたまらなく良いし、「パパやったの?」って聞いてきて即最高の大統領のいい歳したピュア娘との会話も良い。合わせて6時間だけどアビエイターとセットで見たい。十八番の庶民アピール「妻はミンクのコートは持っていません、布製のコートだけです」

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