私としてはオリヴァー・ストーンの映画は『プラトーン』じゃなく『JF K』路線の方が遥かにフィットする。画面が狂気染みてて、編集ワークがまるでエイゼンシュテイン並みに凄い。
主演アンソニー・ホプキン…
被害妄想とコンプレックス、歪みきった男の半生。これがオリバーストーンのベスト?ガチャガチャした演出も違和感なし。追い詰められると現れる母親の亡霊、渋面で淡々と汚れ仕事をこなすパワーズブースが最高。下…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
2004年3月31日
ウォーターゲート事件で失脚したアメリカ大統領リチャードニクソンの半生を社会派オリバーストーン監督が描いた作品。未だによく本質が理解できないウォーターゲート事件だが、本作を見ても…
最初はちょっと時代を追うのに頭がついていかなくなったが、後半がとても面白く感じた。
もっと見るためには自分の知識が必要で、まだ意味は君はわかってないよと言われた気分でもある。
ただ、ニクソンの行動…
ケネディやジョンソン大統領の後、1968年に大統領に就任。ベトナム戦争からの撤退、ソ連・中国との和解など、多極型外交を展開し、後の共和のレーガンやトランプ政権の外交にも多大な影響与えているニクソン。…
>>続きを読むウオーターゲート事件四作目。FBI側から「ザシークレットマン」記者側から「ペンタゴンペーパーズ」と「大統領の陰謀」、そして大統領側から本作「ニクソン」。
アンソニーホプキンスさんの演じるニクソンが…
【リチャード・ニクソンの憂鬱】
ニクソンの苦悩が、
前面に映し出されています。
『自業自得』
と言えばそれまでですが、
『彼の孤独には共感できる』
部分もあります。
マトモな人間であれば…
ニクソンを演じるアンソニー・ホプキンスの演技が上手い。
ニクソンとケネディの比較やフーバー、キッシンジャーなど一筋縄ではいかない部下の登場、それらをストーリーに取り込むのが良かった。
この作品はニク…