山形国際ドキュメンタリー映画祭で観賞。
カメラで撮影して編集で切り取る以上ドキュメンタリーもリアルではないと思っているけれど、それでもこの作品はリアルがあると思わされる強さがあった。佐藤真監督作品が…
阿賀野川に垂れ流された水銀で汚染した魚を食べたことで新潟水俣病の被害に遭われた村の人々を過去として、未来である今も変わらず鮭漁に励み焼いて食すことの生活と誇り。複数のボートで魚を釣り上げるシーンのマ…
>>続きを読む良い釣り映画なのだが、魚がかかった瞬間を撮らないのはいかがなものかと。
船作りのくだりはずっとジーンっときてた。老化を理由に距離を置いてた仕事に復帰するくだりは思わず泣いちゃうわぁ
村の人が裁判所…
ここまで生活に入り込める監督すげえ。自然と入り込んでるっていう観点からいうとほんとホームビデオレベル。すごい。
ドキュメンタリーって社会問題の訴え方が恐怖とか悲しみとかマイナス感情を刺激する手段に…
流れるような構成が魅力的といえば魅力的。ただ、意識しすぎて話の展開スピードの強弱によって可能になる表現が逆に失われてしまっているのは残念。
このドキュメンタリーが一番力を入れているのは船大工の視線を…
新潟県旧鹿瀬町の阿賀野川沿いに住む3組の老夫婦の暮らしぶりをスケッチ。鮭の鉤釣りをしていた農家の長谷川さん、舟大工の遠藤さん、餅屋の加藤さん。新潟水俣病の発生した地域で村人たちも被害にあっているが本…
>>続きを読む©1992 阿賀に生きる製作委員会