人物が画面の真ん中でキャメラに正対して動く、という清水宏の手法が、ヒロインの真っ直ぐな理念と結ぶ。前年の『暖流』の堂々たる高峰三枝子をさらに真っ直ぐにした感じ。銃後を担うモダン女性(「モダンガール」…
>>続きを読む「坊ちゃん」の女性版
地方から上京した新任:小宮山信子先生の生活
強い訛りや、女子学生からの揶揄いなど、「坊ちゃん」を彷彿とさせる。
熱意ある教育精神で、生徒を分け隔てなく愛情を注いでいる姿勢には…
戦時下の女学校ものとして『花つみ日記』的なモダニズムもたのしい作品。獅子文六先生原作。宣伝文句の女性版『坊っちゃん』は、型破りな女性教師が権威主義や依怙贔屓に立ち向かうあたりがそういう事か。こちらや…
>>続きを読む先生生徒ともども三浦光子を探し回る場面で、理科室で突っ伏しているところを発見されたあとに、一人の生徒が見つかったことを「おーい」と周囲に呼びかけるところを執拗にワンカットで見せてくる部分が生々しい。…
>>続きを読むやっぱり清水宏の映画は、私の愛する彼の日の邦画の特徴
どんなことが起きてても素朴で清々しく、清潔感があってのどかで美しい
これを常に湛えている。
角張ったものを感じない淡い水彩画のようなタッチが心地…
太平洋戦争以前の大日本帝国は全般的な生活水準の低さに反して教育水準は高く、これが急速な近代化を支えたそうなのだが、そうした近代化は天皇を頂点とする国民統合の深化を同時に意味した。強めの方言が抜けない…
>>続きを読む生徒役の三浦充子の演技は類まれな素晴らしい完成度。細かな目線の使い方、身体の動かし方(メンチ切ってそっぽ向くシーンの頭が先行してそこに身体が付いて行く等)のコントロールが恐ろしく上手く、嫌な生徒役と…
>>続きを読む清水宏監督の観る
九州から上京した来た女学校
教師の信子。元気一杯で授業
に臨むが空回り。おまけにあ
る生徒の扱いに困ってしまう
脚本 長瀬喜伴 原作 獅子文六
原作は女性版「坊ちゃん」と言わ…
一気観でした! ストーリーの稚拙さにケチつけようと思えばあるかもしれないが名作! 高峰三枝子はただ能面的な美貌の女優かと思いきや、この作品が一番良く最も色気を感じた。22歳のあどけないメイクは自然だ…
>>続きを読む