あの愉快で奇怪な『フィフス・エレメント』から僅か2年後、L・ベッソンさんが驚くほどマジメに(失礼)正面から祖国史と向き合った大作。
いやあ、てっきりわたくし、聖女ジャンヌ・ダルクにニキータやマチル…
わずか19歳という幼い時を駆け抜けた少女
神は御心をジャンヌに示されていたのか
彼女が信じていた事は
とても残酷で残忍な事を呼び起こしてしまった
何が彼女をそうさせたのか
彼女は神をただ信じ疑い…
ジャンヌは思い込みが強く、今で言えば総合失調症を抱えていたのだと思う。幼い頃のトラウマによってそれは一層強くなり、信仰という言葉に変わって彼女の見たいように現実を解釈していく。半ば狂気のように描いた…
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