グルジア(ジョージア)の風土を愛しそして描いた画家ピロスマニ、そんな彼の生涯を人生を追ったドラマよりも地元の風習や文化を丁寧に描写することで自然と理解することが出来た。
ピロスマニの絵を意識したよ…
すべてに対して誠実であること、素朴であること、真に善良であろうとすることはかくも難しい。
降り積もってゆく悲しみを全部ひとりでしょいこんで、今にも泣き出しそうになりながらとぼとぼ歩いてゆくニカラの誇…
観終わりました。今は、夕暮れ時に家に帰る道を見失った小さな子供のように、または生まれ落ちてきた赤ん坊のように泣きじゃくるしかできないのです。
言葉になろうとしてなれないものが涙となって溢れ出て、それ…
1969年作で白黒版を観ている。ピロスマニ(1862–1918)の放浪的で、スポンテニアスな生活が想像力/創造力を醸し出す力になっているのがいい。それに、トビリシではすでに知名度が高い画家(時々ペン…
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>>続きを読む私が最後に岩波ホールで観たグルジア映画であり画家ピロスマニの半生を絵画的な映像で綴った叙事詩となっている。主演した中年俳優が実に味わい深く、違和感ない役作りで見事描き切った「虚構の世界」の話となって…
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陰影や整った構図の映像が素晴らしく、なんともいえないユーモアが可笑しい。そんな芸術性の中に見える大衆性がピロスマニの西洋の画壇から離れた所にある芸術を表現しているようだった。いたるところに飾られたピ…
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自分が忘れたくないので ネタバレ御免!
長テーブルにつく村の人々や家族たちがいつも同じ、誰もカメラに背中を向けない真正面の構図で撮られるのが面白いと思って見ていたけど、次第にああこれがピロスマニの…