映像がピロスマニの絵にそっくり。表面的にそっくりなだけではなく、もっと深いところでそっくり。よくわからないところもあるのだが、彼には世界はこう見えていたのだろうというのが伝わってくる。ひたすら絵を描…
>>続きを読む自由と孤独。
画家の伝記映画であるが、劇中の画面自体が絵画を模したようで、構図や人、物の配置やロケーションなどがかなりキマっている。ストーリーはシンプルで複雑な深みはないが、前述の完成度や人物の所作…
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ピロスマニが養家を出るところから死ぬ直前までを描いた伝記映画。養家の女に手を出したことになっている冒頭。
ピロスマニ役のハマり方と、彼自身の佇まいの説得力が凄かったです。それだけで十分だとすら思え…
涙止まらんかった。
画は何だか可愛くて味があるのに、書いたピロスマニの最後が辛過ぎる。
ただ、静かに最後まで画を描かせてあげて欲しかった。
今まで知らなかったが、この映画とこの映画を知るきっかけにな…
このレビューはネタバレを含みます
映画の世界観が、もうピロスマニの絵そのものという感じで、美しい映画だった。
「死ぬところだ」というセリフは悲しすぎる。
と最初は思ったが、そんな単純なことではなく、死を達観しているのかも、とあとから…
飾られたピロスマニの絵画が牧歌的なグルジアの風景に見事に溶け込んでいる。大衆酒場の労働者に支持されるピロスマニの人柄が滲み出た絵画。大衆に愛された孤高の画家の魂を静謐な映像で凄烈に描く。色彩感覚が秀…
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