大量の登場人物が絶え間なく循環式に登場し続ける。
にも関わらず、一人として似たような人物がいない。
ある意味で主人公不在。
途中から、玉音テープはおろか天皇そのものがマックガフィンになっていくという…
力作。超一流の俳優たちの迫真の演技は見もの。感傷や解釈を廃したドキュメンタリーのような作りもいい。史実にかなり忠実に作られているように思える。
しかし、こうしたこの作品の長所は、ことごとく致命的な…
やっと見れた。エモーショナルに偏らないバランスが、とても良いと思う。これ、誰かの立場や主観にフォーカスして、ドラマ仕立てにされたら嫌だもん。徹底したぶれない視点、方針がないと描けないと思う。
特に…
軍服に浮き出る彼らの汗の跡から目が離せない。八月の気温、人々の思いの熱さを感じた。
汗や涙、血などの液体。これらが強く印象に残っている。
日本人、軍人としての生き方を見た。
天皇陛下の顔をはっ…
見応えある。昔の日本映画…冗長かもしれん、と思いながら観たけど、熱演に魅入られあっという間だった。
泥臭い人物、現代ではなかなか観られないよなぁ
お偉い方が敗戦を覚悟してさて国民にいつ言おうか、…
久々に見たが見るたびにどえらい傑作と思い知らされる。三船敏郎が阿南惟幾に、笠智衆が鈴木貫太郎に、山村聰が米内光政に、そして黒沢年雄が畑中健二に憑依したようにしか見えない。演出の素晴らしさは言うまでも…
>>続きを読む玉音放送を行うまでの24時間を描いた作品。
仲代達矢さんのナレーションにより、まるでドキュメンタリーを観ているかのような臨場感を味わうことの出来る作品。
日本人はこの映画を後世にまで伝える必要がある…