フィメール・トラブルの作品情報・感想・評価

フィメール・トラブル1974年製作の映画)

FEMALE TROUBLE

製作国:

上映時間:98分

ジャンル:

3.8

「フィメール・トラブル」に投稿された感想・評価

ジョン・ウォーターズといえば、あの「ピンク・フラミンゴ」やみんな大好きな「シリアル・ママ」で有名な、[変態・お下劣・悪趣味・カルト・モンド]映画の巨匠であるが、他にも心憎い傑作の数々を撮っている。
この「フィメール・トラブル」もその一つ。「ピンク・フラミンゴ」のキチガイ・パワーの陰に隠れがちではあるが、なかなかどうして、結構いい感じでイッちゃってるイイ映画だ。

巨体のドラァグ・クイーン、ディヴァイン扮するドーン・ダベンポートなる女の痛快な半生。
高校生時代、授業には平然と遅刻。早弁で特大サンドイッチをかぶりつけばチクられ「もう食べません」と50回黒板に書かされるも彼女のデブをからかうクラスメートの髪の毛ひっつかんでヤキ入れるようなクソ少女だ。クリスマス・プレゼントのおニューの靴が気に入らず、両親を張り倒した末に家出(着の身着のまま、フワフワのスリッパのまま家を飛び出した時の、ノーテンキなクリスマスソングのBGMがステキすぎ)。しがない工員のオヤジ(ディヴァインの二役)にとっ捕まって犯される(ディヴァイン一世一代の一人二役デブ・ファックシーン)と、それで子供が出来ちゃう。(安モーテルで自力出産。ヘソの緒は自分で噛みちぎっちゃう野獣ぶり。)
シングルマザーとなったドーンは、ウエイトレス、デブ専ストリップダンサー、コールガールと職を転々とし、ついにはオイハギで生計をたてるようになる。
反抗期の娘には、ベッド縛り付けの折檻や、「服を汚してまで産んでやったのに」とナイスな説教。
育児ノイローゼ気味のドーンに「イケメンのいる美容院に行けば?」と友達がアドバイス。これが人生の転機となり、美容院のイケメンとの結婚、夫の浮気、離婚、そして美容院のオーナー夫妻に妙に気に入られて唆されたドーンは「私スターになる」とトンチンカンな思いこみに突っ走る。オーナー夫妻の「犯罪写真」のモデルとして、嬉しそうにアホ・ポーズをとり続けるドーン。。。。。。
その後も、硫酸ブッカケられ、ババアの腕切断、娘殺し、そしてクライマックスの「殺人ショウ」へとドーンの快進撃は続く。エンドタイトルまでひとときも目が離せない。ブラボーである。オープニング&エンディングの「フィメール・トラブルのテーマ」(歌:ディヴァイン)も頭から離れない。

なんと言っても、ディヴァイン!!最高である。とにかく、目立って、フラッシュ浴びて、みんなの声援に包まれるためなら何処までも突き進む勘違いデブ・ブス女を喜々として演じ・・・っていうかもうとことんイッちゃってる。もしかしたら「ピンク・フラミンゴ」よりもぶっ飛んでいる気がする。
脇をかためるのもジョン・ウォーターズ映画常連の皆様方。特に素晴らしいのは、イケメン美容師を溺愛するババア役のエディス・マッセイだろう。彼女は「ピンク・フラミンゴ」の愛すべき卵オバチャンでお馴染みの人。デブで歯はガタガタでちょっとフリークスギリギリの風体がJW映画にはぴったり。本作では「叉焼スーツ」でバッチリきめてディヴァインと五分で渡り合うのがカッコイイ。

変、異常、醜悪、マトモじゃないことの素晴らしさを教えてくれるジョン・ウォーターズとディヴァインは永遠に僕らの胸の中で輝き続けるだろう。
McQ

McQの感想・評価

4.0
奇才ジョンウォーターズ監督作品。
伝説の怪優ディヴァインシリーズ。ハイセンス変態ムービー。

「ピンクフラミンゴ」が好きな方であれば本作もいけるかと思います>_<
もちろん変態限定です。

変態映画ですが、意外にも女子ウケはいいかと^^;

この存在を知ったのは姉発信でしたし、、(ToT)

とにかくお下劣映像とハイレベルなファッションセンス!

完成度の高いピンクフラミンゴと比べると雑な印象はありますが、
ディヴァイン度はMAXだと思います!
デジタルリマスター版があれば観直したいところです>_<

最後には壮絶なラストが待っております!
これは見応えあり!目まぐるしく変わるファッションも素敵!なによりディヴァインの本領発揮といった感じ。オゲレツ、ナンセンスなだけでない、ピンクフラミンゴより一段深みが増している。ラストの切なさったら……
主人公の娘が変な宗教に入信してしまうあたりが面白かった
手を叩きながら宗教のテーマソングを歌い出すとことか

ラストが意外過ぎた
こういうオチから話を作ったのかも
Haman

Hamanの感想・評価

4.0
ディヴァイン演じるドーン・ダベンポートの波瀾万丈すぎる半生を描く。
何につけてもディヴァインの圧倒的存在感。本人の歌うテーマソングはお洒落だし、一人二役で演じる強姦シーンなんて見たこともない。
「ピンクフラミンゴ」に比べれば確実にお下劣さは減っているが、それでも十分にお下劣。毎度、センスだけで突っ切れるのは本当に素晴らしい。
abdm

abdmの感想・評価

4.0
不良少女のディヴァイン(役名忘れた)が親ぶっ飛ばして家出して、途中で男役で出てたディヴァインと一発ヤッて孕んで、トイレで子供産んで、道行く人を暴行しては金を巻き上げることでどうにか生計を立てていたが、キモい美容師と結婚したことによって妙な繋がりが次々とでき、ひょんな事からモデルを始めることになって……えーっと、詳しくは観て!!
色々起こるから!
VHSで鑑賞

怖すぎる怪作。暴力、出血、人殺し、セックスなどエログロとタブーを詰め込んだ作品。とにかく精神障害者の娘が面白すぎた。事故ごっこってなんなんだよ笑。とにかく最低で冷酷な主人公なのに、ラストは少し同情して可哀想に思えちゃうのが不思議。
「嫌われ松子の一生」なんか足元にも及ばないトラジコメディの傑作。
20年以上前に観たのにいまだにテーマソングが頭の中で気怠く流れるー!
ディバインに夢中だったなぁ。
AmanoJack

AmanoJackの感想・評価

5.0
かの「ピンクフラミンゴ」のディヴァイン×ジョン・ウォーターズのタッグが贈るお下劣「シット」コム(笑)。どこまでも不道徳なのに心温まるのはなぜ。露悪趣味の極北「ピンクフラミンゴ」での取って付けたような過激表現は影を潜め、純粋にディヴァインをはじめとする登場人物の魅力(とド級にポップなファッション、インテリア)で勝負している所が好感度高い。DVD再発を熱望!
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