【 結ばれぬものは結ばれぬ。逆も然り 】
文学を映像で味わう。
高等遊民の松田優作さんに憧れて。
定職に就かず、妻子も持たない自由な長井(松田優作さん)に終始惹かれる。作中、長井を囲む周囲…
20221015 自分用忘備録
明治の世に恋愛などなかったが、漱石は「近代の恋愛」を明治の道具立ての中に成立させようと生真面目に四苦八苦した人だった。
そこで頭でっかちなことになり、主人公は高等遊民…
原作ファンとしてどのような仕上がりになっているのか気になって鑑賞しては観たものの、原作の良さを踏襲しているとはあまり思えないというのが正直な感想である。
まずもって全体的にメリハリがなく、雰囲気が…
「大変、理詰めなのね。」(代助兄嫁)
薄暗さと間(ま)(明治時代)
シュールさ…松田優作(代助)
不穏な空気と音楽。
原作のロマンティックさと
女性脚本。
80年代に作られた映画にある
豪華さ。
…
「申し訳ございません、主人はまだ」
「僕ですよ」
この瞬間の安心感、安堵感がとても好き。
ちっとも結婚する気のないおじ様に、君が大人になるのを待っているんだよ、なんて言われたら人生が狂ってしまいそ…
沈黙の中に青い炎がふたつ。コクコクと音を立てながら群青色のサイダーを注ぐ藤谷美和子さんThe美… 言葉、息遣い、仕草、振り向きの繊細さ。松田優作という存在がもう役そのものなのだ。
題材が題材なだけに…
「ブラックレイン」を観て松田優作が気になり、他の作品も観たいと思った時に人に勧められた作品。ブラックレインではあんなに怖い人が、この作品では柔らかな物腰なので、この人本当に同じ人なの?とビックリ。大…
>>続きを読むグラスに注がれたビールが刺さるほどの熱い夕日に照らされてるところを観た瞬間から わたしはこの映画がすきだと確信した。風通しのいい豪勢な日本家屋 落ち着いた言葉 若葉色の日傘 真夏 バナナの房が机上の…
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