凡そ総ての要素に於いて完璧と思わずにはいられない。
回想なども挿入されず、会話だけで展開されてゆく作品なのにずっとつまらない瞬間がなく、寧ろ12人の陪審員たちの過熱する論議に夢中になり、こちらの体が…
集められた12人の陪審員
彼等が扱う題材は父親殺しの少年の罪状
あまりに揃いすぎている証拠と証言
12人全員が早々に死刑へ投票すると思いきや1人の男が無罪に投票
湿った閉鎖的な空間に12人の男
討論…
三谷幸喜版に引き続いて原版も鑑賞。
三谷版はもっとオリジナリティに溢れたリメイクと思いきや、ほぼ原作なぞってただけなのね。
70年前の作品、しかもワンシチュエーションの会話劇なのに手に汗握る展開で飽…
久しぶりに見てみると曖昧な箇所もあり、すべてを鮮やかに論理的にひっくり返したわけではないことがよくわかった。相手の意見を変えさせる前にプライベートな話を引き出しているのが小狡い。8番は情感と論理がほ…
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