このレビューはネタバレを含みます
一番下の子が死んでからもうタガが外れちゃった
最後の長男が自分の住所も父親も事故が起きた経緯もすべて嘘をついて黙っていたのは父親を助けたかったとか迷惑をもうかけたくないみたいな気持ちもあるだろうけど…
糊口を凌ぐ小川眞由美もいいッ!
能天気な婦人警官の大竹しのぶもいいッ!
それでも岩下志麻の殺人的な美しさの前にはその二人の艶やかさも霞んでしまうッ!
貧しく今にも潰れそうな印刷屋をその細腕で必死に…
鬼畜生!!それでも人間かぁ!!!
なんたる地獄…絶句。
これはこの世の事なのか!?!?
この時代から負の連鎖は意識されてたのか。
オルゴールが頭から離れん!!!
地蔵菩薩よどうか救い賜うてくださ…
思いました、この映画の“MVP”は“オルゴール”・・・です
次がいたいけな長男、何もかもお見通し・・・です
どいつもこいつも親の身勝手、まさにタイトルの鬼であり、畜生です
ラスト近くにちょこっと…
野村芳太郎の演出はやはり臭い。大仰な劇伴やわざとらしいズームも、いまから見ると物語の緊張感を損なうような感じ。それでも映画で映される昭和40年代の埼玉の川越市と男衾のちょっとひなびた景色。東京の風景…
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