桜桃とタンポポ
『ヴィヨンの妻』を観終えた時、私は大谷譲治という男について考えていた。
タイトルにもなっているフランソワ・ヴィヨン。
中世フランスの詩人であり、窃盗や放浪を繰り返したならず者詩人。
…
一昨年、太宰治の短篇集「女学生」を読んで改めて文才が並外れていると認識したが、いかんせん、女誑しと自殺癖には共感出来ない太宰自身をモデルにした流行作家大谷穣治浅野忠信を、母性愛に近い女のサガからか懸…
>>続きを読む太宰作品の映画化として、最も適切な演出だったのではないだろうか。
太宰の生き写しのような自殺願望の強い大谷(浅野忠信)に、
何度も裏切られながら支える奥さんを松たか子が好演。
現時点で間違いなく彼…
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授業で。
映像作品として良かった。
太宰は大谷を造ったのであって、
大谷=太宰ではないという部分は理解できたけれど、私は太宰の願望を感じました。
作品と作者を安易に結びつけることは良くないとよく…
このレビューはネタバレを含みます
作家の太宰治を投影している自伝的作品。
繊細で傷つきやすく酒と女と金にだらしないナルシストの夫(大谷)を支える妻(佐知)の愛の物語。
2010年4月18日に一度鑑賞しているが、その時の一言メモでは…
太宰治作品のような純文学の素養はありませんが、この脚色は、破滅的な愚行をくり返す男性作家の妻をめぐって、終戦直後の女性の“現在地”を切りとった物語だと解釈しています。
当時の女性たちは、“生きづ…
フジテレビジョン パパドゥ 新潮社 日本映画衛星放送