真実の瞬間(とき)の作品情報・感想・評価・動画配信

『真実の瞬間(とき)』に投稿された感想・評価

マーティン・スコセッシみたいなまゆげの人が出てると思ったら本物のマーティン・スコセッシだった
ゾッとした。ホラーよりこわい。20年後にやっと名誉が回復できたらしいが、非道なことをやった側は罰せられなかったんだろうか? 
HK

HKの感想・評価

3.5
当時は『ロッキー』『ライト・スタッフ』『グッド・フェローズ』などのプロデューサーとして名が売れていたアーウィン・ウィンクラーの初監督作品。
このボヤッとしたタイトルから、法廷物かな?とは思いつつもずっとスルーしてましたが赤狩りの話だったんですね。なんと今頃知りました。

共産主義者との疑いをかけられた有名映画監督(ロバート・デ・ニーロ)がブラックリストに載り仕事は干され、常にFBIの監視の目に晒されます。
マッカーシズムは『マジェスティック』や『トランボ』などでも描かれましたが、本作で初めて真っ向から描かれたとして当時は話題になったとか。

主人公他の数名は名前を変えてありますが、ダリル・F・ザナックやエリア・カザン他の実名もけっこう出てきます。
共演は主人公の元妻役でアネット・ベニングの他、珍しいところではマーティン・スコセッシが海外に逃げる某監督役で役者として出演しています。

原題は“Guilty by Suspicion” “疑わしきは罰せよ”と言ったところでしょうか。
当時のマッカーシズムの異常さがあらためてよくわかりました。
デ・ニーロは優等生的な演技で、私としてはとくにインパクトはありませんでしたが。

50年代のハリウッドを直撃し、映画史を歪ませた赤狩りを背景に一人の映画監督の姿を描く。

1951年、ロサンゼルス。ハリウッドでもトップ・クラスの売れっ子監督であるデビッド・メリルはある日、20世紀フォックス社の社長ダリル・F・ザナックに呼ばれ、急遽フランスから帰国した彼は早速ザナックの下を訪ねたがそこで彼を待っていたのはHUAC(非米活動委員会)からの呼び出し状だった……。

ハリウッドの映画人に向けた“魔女狩り”まがいの弾圧。

このレビューはネタバレを含みます

フランクダラボン監督のマジェスティックではラストの見事なスピーチで希望を勝ち取ったけど、あれはやっぱりフィクションなんだ、、と。

無実の罪で20年も投獄されていたなんて信じられない。この作品は至って現実的で、〝正義が必ず勝つ〟なんて綺麗事は起きない。
感動のラストもどんでん返しもありませんが、信念を貫くロバートデニーロの熱演に胸が熱くなりました。
悲しい映画。

1950年代ハリウッドというかアメリカで起こっていた赤狩り(共産主義者の追放運動)をテーマにした作品。

デニーロ主演。

同じような映画でジムキャリーの『マジェスティック』があるがあちらは困難を乗り越える喜劇として描かれていた。一方本作は現実的にこの赤狩りについて描いた作品だった。

共産主義者と疑いが向けられればそれだけで仕事も友人も失うよなうな社会の中で、人の良心を貫くことの難しさが伝わる映画。

君の事を売っても良いか? 君の許可が欲しい。親友にそんなこと言われたらショック。

ラストの裁判シーンは見どころ、かつてのアメリカの空気を明確に批判している。
良識はないのか?恥知らずめ!信念の人が教えてくれる己の良心に従うこと

国家の圧政や権力乱用に国民ができること
あなたは共産主義者でしたか?マッカーシズム/赤狩りの脅威にさらされ孤立していくデ・ニーロ…映画が一番大事/生きがい。ヨーロッパ帰りの映画監督デヴィッド・メリル、映画を撮るしかできない根っからの映画人で仕事人間。委員会に友人の名前を言えば済むのかもしれないけだ、そうしないデヴィッドは干され、映画界の友人は離れ、FBIに監視される。その様子に観客も同情と共感を覚えていく。
耐える価値があるか?僕を売る許可が欲しいと?別に状況は変わらないだろ、お前はもう終わりだ。すべて終わらせれば仕事に戻れる…これで苦境から抜けられる。あなたは共産主義者ですか?以前はどうですか?名前を言うためにここに来たんだろ?クソ喰らえ。デ・ニーロの長年の盟友スコセッシが友人の監督役で出演しているのも嬉しい。

映画に医療費の請求書が出てくるか?
マグダは美人だった
今日は気分が良かった、警備員がすんなりと入れてくれた
第二次大戦後のハリウッド
共産主義者の映画関係者を一掃しようというFBIの思惑によって、人生を狂わされる脚本家の話

主演ロバート・デ・ニーロはいつも通りで普通に良いんだけど、クリス・クーパーの奥さん役の人が発狂するシーンが迫真の演技でまじ恐ろしかった

マーティン・スコセッシが普通の役者として出演してる!
よっぽどテーマに思い入れがあったんだと思う
でも盛り上がりに欠ける地味な作品で、名作という感じでは...
映画史に興味がある人にはいいと思う
アノ

アノの感想・評価

3.6
確かな俳優、確かな演出、確かな撮影、確かなシナリオ。手堅く面白い、ハリウッドの強さを感じる一本。ほんの小さな光が最後に照らされるだけという慎ましさ。
画面奥に降ってるちょっとした雪もしっかり美しい。撮影はミヒャエル・バルハウス。
震えるほど効果的というわけではないが、全く気に障らずスムーズに見られる長回しが何度かある。こういう上手さもある。
RYUYA

RYUYAの感想・評価

3.5
ポスタービジュアルを見て法廷モノかと思ってたけど、だいぶ違った。描かれるのは50年代のハリウッドにおける赤狩りで、友人たちをかばったがために理不尽に業界を干された映画監督の姿を通して人間の尊厳とは何かを問う。スケールはチンカスくらいだが、俺も大学時代に友人をかばって先輩から干された経験があるので胸が痛かった。そうゆうことは忘れないタチで、いつか奴らにパクセロってやるよ精神で頑張ってるのでこういう映画には共鳴しちゃう。デニーロが最後の最後に吠えるのがスカッとする。
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