下郎の首に投稿された感想・評価 - 4ページ目

『下郎の首』に投稿された感想・評価

たかや

たかやの感想・評価

4.5

凄い映画だが底無しに暗い。
敵討ちを支えるはずが、敵になってしまった下郎のお話。

まず、顔に9つのほくろがあるということと、指を1本失っているという特徴だけで顔も知らないのに敵討ちをするという説明…

>>続きを読む
人生とんぼ返りを見たような叙情の押し切り的パワー。カッコよさを排除した殺陣。ちょっと期待し過ぎたか

凄すぎ。正直タルいとこもあるがとんでもない日本映画の傑作。俺、日本人に生まれてよかったと思ったよ。
奴の足が痺れて動けない描写がくどいのがおもろ過ぎた。バタバタ動きすぎ。それに悲劇の転機となる仇討ち…

>>続きを読む
白紙のとこで結城の迷いと自分が一体化しちゃって一気に引き込まれる!
TsutomuZ

TsutomuZの感想・評価

4.5
時代劇で最も悲しい殺陣ではないか?

「忠次旅日記」でチャンバラを悲劇に、人間を描く芸術に昇華させた伊藤大輔監督による、真の時代劇。
白紙を映したままの独白に脱帽。田崎潤が聴衆に手紙を読んでもらうようにせがむとこで号泣した。

"河"という境界線の残酷さ…
☆☆☆☆★

やっぱり伊藤大輔は凄い!

純粋な人間に振り返る悲劇を撮ったなら、右に出る者は居ないのでは…と思わされてしまう。

2018年2月15日 国立近代美術館フィルムセンター大ホール
yuka

yukaの感想・評価

3.7

このレビューはネタバレを含みます

好きか嫌いかでいうと好きではない映画だが、確実に見所はあった

水を美しく撮ることはたぶんこの映画の撮影のテーマになっていて、多くの場面転換で川や水たまりなどの自然の風景が使われていた
そのどれもが…

>>続きを読む
t

tの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

不自由さ(文盲、足の痺れ、忠誠、籠の鳥)をめぐる悲劇。裏切りに気づき初めて自由に向かってもがく田崎潤。引き延ばされた襲撃シーンはあまりに残酷。片山明彦が白紙に自問自答するのも良い。
撮影は平野好美。…

>>続きを読む

鳥籠の中の女と橋の下の下郎。

脚の悪い男のルックやドタバタすぎるホクロ男との立ち回りが剽軽で良い。
ラストの手紙の字を読ませる下りは「乱れる」のラストを思い出させる悲痛。最初は下郎の失敗を庇う若主…

>>続きを読む

あなたにおすすめの記事