個人的に最高にカッコいい池部良が観れた。池部良って結構まともな役が多いのと「昭和残俠伝」で高倉健に助太刀する感じの印象が強かった。文春の木曜邦画劇場で春日太一が本作を紹介している記事を読んでクライテ…
>>続きを読む「己は何のために生きているのか」
答えのないであろうこの命題からは、自身を在りのまま受け入れるか、さもなくば忘れてしまうかしない限り、自由になれることはない様に思う。
任侠の世界にいながらにして飼…
喜怒哀楽の喜と楽が欠落した博徒達。開帳シーンに紅一点の加賀まりこ演じる謎の女冴子。冴子に惹かれるムショ帰りの極道村木役の池部良。彼が現れると、そのオーラに周囲が引く間が素晴らしい。
水戸黄門の善人…
和製のフランス映画を観ているようで、心地良かった◎
池部良の誰も信じていない憎むような目つきと、加賀まりこの乾いたパッチリおめめが真逆なので、どちらもインパクトあり。
杉浦直樹は、サングラスも素顔…
任侠映画特有のロマンティシズムや義侠心を徹底的に剥ぎ取り、換骨奪胎することで極北の表現へと向かったネオノワール映画。
映画全体が退廃とシニシズムに覆われており、出所した村木は恒常的な日常に虚無を感…
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