篠田正浩監督1964年作品。原作 故石原慎太郎氏。
スコセッシが絶賛しコッポラが大きな影響を受けた作品と聞いて見てみた。
ヤクザの花札賭博、ガサ入れ、不思議な 加賀まりこ。横浜橋商店街、海岸通り。今…
影が印象的なビシッとキマった絵が連続するのでコッポラとかマイケル・マンに影響与えてることは窺えるけど、どうしても原作の石原慎太郎の顔がチラつく。
ノワールから役者の芝居とか動線を抜いた感じというか、…
メモ
いかにも「原作・石原慎太郎」って感じのニヒリスティックなアウトローの物語。全体的にスタイリッシュな作りになっていて、とりわけクライマックスの殺人の場面は美しい。ただこの長さの映画にするには少し…
村木という男が出所する。絵本引も麻薬も効かない。何者だったのか何故殺されたのかそんなことはどうでもいい。ただ順番だったのさ。しとしと降る雨と夜のネオン。バロックのアリアで掻き消されながら階段を上がる…
>>続きを読む乾いたモノクロ映像美が、心の渇いた男女を見事に描き出す。
タイトルの“渇いた花”とは賭博ゲーム「花札」と謎の女「冴子」を意味するのだろう。また、現代人の満たされることのない「心の渇望」を指している…
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