影が印象的なビシッとキマった絵が連続するのでコッポラとかマイケル・マンに影響与えてることは窺えるけど、どうしても原作の石原慎太郎の顔がチラつく。
ノワールから役者の芝居とか動線を抜いた感じというか、…
刑期を終えて出所してきたヤクザのムラキは、賭場で威勢のいい張り方をして大勝ちする美女サエコと出会う。何もかも謎の美女に魅了されたムラキは、自分の帰りを待っていた愛人も冷たく振り捨て、賭場へのガサ入れ…
>>続きを読むメモ
いかにも「原作・石原慎太郎」って感じのニヒリスティックなアウトローの物語。全体的にスタイリッシュな作りになっていて、とりわけクライマックスの殺人の場面は美しい。ただこの長さの映画にするには少し…
少女にしか見えない加賀まりこ の経歴としては、20歳そこそこでパリに渡り、トリュフォーやゴダールと交流したのち、金が尽きて帰国した後に公開されたことになるが、松竹は8ヶ月お蔵入りさせ、同時期の日活「…
>>続きを読むいやいやいやそこは誰だったのか教えてくれよ
まぁなんというか昔の映画って感じですね
やっぱり70年代の邦画の転回ってエポックメイキングだったんだなと実感する
池部良は60年代に重用された役者の中では…
村木という男が出所する。絵本引も麻薬も効かない。何者だったのか何故殺されたのかそんなことはどうでもいい。ただ順番だったのさ。しとしと降る雨と夜のネオン。バロックのアリアで掻き消されながら階段を上がる…
>>続きを読む松竹株式会社