このレビューはネタバレを含みます
セルジュが全然美しくない苦笑 シャブロル監督の長編デビュー作だが、清新な技法というよりは物語の大胆な生々しさが作品を引っ張っていく感じ。ヌーヴェルヴァーグ的な要素を期待して観たのでそこはガッカリ。…
>>続きを読む28歳のシャブロル監督のデビュー作。まだクセのある内容ではないけれど、繊細な心理描写とアンリ・ドカエによる映像の瑞々しさが印象に残りました。
何もないフランスの田舎の村。この村を出なければ裕福には…
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シャブロルの長編デビュー作
物語そのものは面白くはないけれど、これがヌーヴェルヴァーグってやつの始まりなのかぁ…みたいな歴史感ある。
冒頭ロケ地の地元民への賛辞もあるしね。
花崗岩だらけの寒々し…
シャブロールの初監督作品。57年製作だが、日本公開は99年(70年にフィルムセンターで「すばらしきセルジュ」の邦題で上映)。
故郷に療養のため戻ったフランソワ(ブリアリ)。友人のセルジュ(ブラン)と…
アンリ・ドカエ撮影監督作品…。
閉鎖的な小さな町でのよそ者(都会人) vs 田舎者の構図…都会の青年が故郷の田舎に戻り、落ちぶれてしまった親友を救おうとするお話…。
病気療養の為にパリから故…
30年ほど前、ロラン・バルトが「美しきセルジュ」について言及していたエッセイを読んだ記憶があるが何を書いていたか覚えてない。ようやく本作を見たわけだが舞台となったクルーズ県サルダン(監督の母の故郷ら…
>>続きを読むこれがヌーヴェル・ヴァーグの初期作品とは思えないほどテンポがいい映画。
nvの、良く言えば映画らしくない、詩的レアリズムに対する反抗的な映画と比べれば、これはより映画らしい映画であった。
ストーリ…
シャブロルのデビュー作ということで男同士の友情を描いた作品で、十八番のサスペンス作風がまだ確立していない頃だというのに、物語として既に完成されている。ストーリーとしては特に珍しいものでもないのだがな…
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