美しきセルジュに投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『美しきセルジュ』に投稿された感想・評価

主人公が地元の田舎に帰省してくるところから始まるが、ロングショットの奥からバスが現れる瞬間にまず驚く。局所的な音楽の使い方や、明らかに様子がおかしい幼馴染みの振る舞いから、不穏な暴力の予感が付き纏う…

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Masa
5.0

こう言う話は好きな上に見たいシーンが全部あって最高
随分と男の身勝手な話すぎるのはあるけど
撮影はアンリドカエらしい
だからあんなにカット1つがたまらないのか
シャブロルの演出もすでに貫禄すら感じる…

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4.8

地元に死にに来た男と地元で死んだように生き続ける男。

若干サタンタンゴみたいな終わってる地元感。数年前に早稲田松竹で見た田舎司祭の日記/冬の光の二本立てを思い出した。モノクロは十二人の怒れる男のよ…

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4.1
◎ 'いとこ同士'と対をなすようなシャブロルデビュー作

田舎で寒々とした冬、暗い

ジャック・リヴェットが出てくるがクロード・シャブロル監督が扮してるらしい。
4.3
 フイルムの流麗な運動。高潔でひたむきな善行の達成が成しうるもの。

バルトが若きシャブロルの才能を評価しつつも、物語の真理の描きこみ方を徹底的に批判した批評は学生時代に読んだあらゆる批評の中でもとりわけ刺激を与えてくれたものだったし、久しぶりに再読してその批評に込め…

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シャブロル監督の母方の実家があるクルーズ県サルダンの田舎町。豊かな自然と西洋の古風な家々。この美しいロケーションの素晴らしさだけでも終始感嘆。そしてカメラワーク、編集、若き映像作家の才能が躍動する。…

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4.1
マリーの役どころが、狭い街でのフランソワの人間関係を多層的に見せている。「俺が示して他人を変える」という傲慢さも、突き抜ければ他人を動かすかもしれない。
2022-148
5.0
冬ざれのヌーヴェル・ヴァーグ。

ヌーヴェル・ヴァーグの絶対的中心地、花の都パリからは決して窺い知ることの出来ない「寒々しい地方の病み(闇)」を丹念に描き出す。
4.3

停滞した村でも、教会はご立派に存在しているが、もはや信仰は死に際の慰めでしかなく、村人の生活を良くすることなどできない。

そんな貧困社会へ、療養のため帰郷した純真無垢な青年。
酒と不貞に明け暮れる…

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