もうすぐ本格的な冬を迎える11月、フランス中央に位置するクルーズ県サルダン、屋根にカバンを積み込み、旅人を乗せたバスは辺鄙な村へとやって来る。結核を患ったフランソワ・バイヨン(ジャン=クロード・ブ…
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病気の療養のためパリから小さな町に帰省した男が、変わり果てた幼なじみの姿を目撃し彼を立ち直らせようとするという話。
「沈黙の女」等のクロード・シャブロル初監督作。
カイエ派を代表するシャブロルがヌ…
シャブロルは本作のあと何作も何作も観客の心理を巧みに操り、トリックで目をあざむいたり、驚かせたりする、毒気に満ちた作品をつくったことから考えても、実はこいつも、チグハグな描写の心地悪さを、わざわざ神…
>>続きを読むシャブロルのデビュー作。20代でもうすでに成熟してる、ヌーヴェルバーグの凄さ 。
舞台となるフランスの片田舎が素晴らしく、そこを歩く男女が実に絵になってる。カメラがなかなか動いていて若さというか野心…