原作は中島らもの小説「永遠も半ばを過ぎて」。1997年制作。
登場人物全てが胡散臭くて面白い。豊川悦司の無表情で立板に水の語り口。鈴木保奈美が立ち飲みで日本酒を呑む時のかっこよさ。脇を固める本田博太…
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詐欺師と同級生で不眠症の写植オペレーター、そして女性編集者が織りなす奇妙な人間ドラマです。波多野は夢遊病状態で大量の原稿を打ち、それを同級生で詐欺師の相川が「幽霊が書いた本」として出版社に売り込もう…
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No.4683
なんだかお洒落な映画。
まだ邦画が明るく、陽気だった時代の逸品。
この頃の佐藤浩市、生命力に溢れていて、しかもちょっとかわいい。
トヨエツも、王道の二枚目役より、こういうエキ…
2時間の映画ですが、前後半2部制の感もあって見やすいです。
何より90年代の生活感というか、創作物の中の生活感というか、そういうのが好きなので楽しめました。
あとは90年代のオカルトとの距離感です。…