家庭崩壊から再生という物語は多々あるが、今作はそれぞれがここでなはいどこかを探して放浪してみるが、結局そんなものは見つからず仕方なくホームに帰ってくるという話で、この仕方なくがいい塩梅になっている。…
>>続きを読む夜を明かしてそれぞれが家に帰る、同じ場所で朝食をとる、それぞれの夜明けと月の光。終始重苦しい雰囲気の映画。
BGMがほとんど無くて、たまに出たと思ったら不安を煽るような電子音。最後に解放されたような…
当たり前だけれど、時代を感じる…そんな時代だったよな…
父親の言動がひどいのと、ラストの実は天才少年でしたという展開がいやすぎる。
向いていることさせた方がいいよ、というメッセージなのか?極端すぎな…
「ドーナツ作ってるの。下りてこない?食べない?ドーナツ」
「誰か私を引っ張って」
「なんか俺らってさ、ゆっくり沈んでく船みたいだよなぁ。救命ボートなんかもうとっくに行っちゃっててさ。で、こう口元…
【物足りない】
家族の虚構性だとか危うさだとかを描いた映画は、これまでにいくつも作られています。黒沢清監督があえて家族映画を作るのだから、それ相応の新機軸があると期待して見たのですが、まるでとは言…