〈ブルジョワジーの遭難@home〉
冒頭から大聖堂によって“神”の存在を仄めかし、ブルジョワ階級のやつらを真綿で首絞めるように痛めつける愉快犯的密室サスペンス。加害者のいない論理破綻の監禁に際し…
人間は自由ではない…
十数人もいた召使いたちが宴の支度を終えるや執事のフリオを残して、そそくさと立ち去った広大なノビレの屋敷。夫妻の招きでオペラ帰りの客たちや歌手のシルビアにピアニストや指揮者らが立…
このレビューはネタバレを含みます
回収されない要素が沢山あって謎だし感覚的に観たけど面白かった。
夜更けに皆が寝静まった部屋を映したショットが印象的だった。前後で描かれる登場人物の会話や部屋全体に不安が充満していくようなコミュニティ…
限界突破サバイバーたち
当時のメキシコにおける政治への批判や宗教批判の隠喩が非常に多く、一つ一つの要素を取れば難解だが、大まかに見れば集団心理の揺れ動きを描いた純粋に面白いサバイバルものだった。普…