記憶をなくした男が新しい人生を生きる。
語り口は淡々としていながらもプロットは波瀾万丈で、バランス感覚がおもしろい。
俳優を正面から捉えるカメラが印象的。
偉そうにしている警備員や、高齢ながらも矍鑠…
暴漢に襲われ瀕死の重傷を負った男が奇跡的に息を吹き返すが記憶を失っていた。
何をするにも名前が必要でどうにもならない、と思ってると意外とどうにかなった!
名前がないことの生き辛さよ。
冒頭で全て…
暴漢に殴られて気絶した主人公が目を覚ます次のショットで、覚束無い足取りでよろめきながら進む男の進路がPOVで提示されるのだが、ここのカットだけデ・パルマの映画を観ているような異質な感があり、映画全体…
>>続きを読む全編通して救済を感じた、特にレストランのあたりとか。職安の女性の視線なんかリアルだったな
どんどん主人公の表情がゆるんでいくのが印象的だった。冒頭、一瞬だけ映る街のショットがなぜか切なかった
子ども…
人って案外優しいし、世の中なんとかなると思わせてくれる作品。
ハンニバルかわいい。
銀行強盗の頼みを聞いてあげるし、有能な弁護士は滑舌がとことん悪い。
この監督の作品全般、女性が愛想悪いのもいい。
…
アキ・カウリスマキ監督を続けて鑑賞。
敗者三部作の2作目
フィンランド
夜行列車でヘルシンキにたどり着いた主人公は3人組に襲われ、意識不明の重体に。
病院から脱走したが、記憶喪失になってい…
全編感情が抑制されているからこそエルマの駆け寄るシーンが際立つ。遠くの景色まで見えるようなフィンランドの透き通る空気感も好き。作品に人間愛が通底していて沁みる。
クレイジーケンバンドが流れてくるシー…
© Sputonik OY 2002