「粘土のお面」より かあちゃんに投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『「粘土のお面」より かあちゃん』に投稿された感想・評価

天才中川信夫の最高傑作。不甲斐ないとうちゃんのせいで崩壊寸前の家族をギリギリ支えるかあちゃんと娘のど根性と涙の物語。金も夢も希望もないけれど愛だけはある。愛だけで人間は生きていけるのか。その答えはこ…

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神
5.0

特集 生誕120年 映画監督中川信夫

三益愛子「かあちゃん」がいてこその、明るい夜逃げ。見て見ぬふりの大家も似たような夜逃げ一家との微妙な挨拶もよい。
やたら歌の上手い二木ひとみ、「バッドスメール…

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☆意外ですが60年代(61年)の作品。舞台は昭和24年で焼け跡感の残る東京東側(曳舟辺り)。観る機会の多い50年代前半の作品群に近かったのですが、新東宝の美術スタッフの力量にエールですね。
☆当作は…

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かあちゃん…なんて美しい響きの日本語だろ。そして望月優子のなんと逞しくもあったかいかあちゃん像だろう。もちろん伊藤雄之助の頼りないとうちゃん像も最高。天才子役すぎる二木てるみが愛らしすぎて思わずググ…

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94
4.5
セットのチャチさと荒川をデカく撮る感じが上手く混ざっててとても楽しかった。
伊藤雄之助のグチグチ芝居最高!
綺麗事と思わせない貧乏人情噺とところどころ感じる中川信夫臭が最後まで楽しませてくれる。
豊田正子の『粘土のお面』を原作に、館岡謙之助が脚色、中川信夫が監督した母もの、だが話を動かしているのは、父親の伊藤雄之助である。粘土のお面は、先生に預けられ、父は夜逃げをするのだ。家族はどうなるのか。
4.7

何かと怪奇モノが多い中川信夫監督だが、こういう庶民派の人情劇を作らせても巧いのですねぇ。

主演の伊藤雄之助の終始ヘタレみたいな父っつぁんが味わい深い名演技を披露する。気丈な母親を演じた望月優子もホ…

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貧しい暮らしで子供たちが可哀想になるが、なんだかんだで家族の仲が良いので希望が見出せそう。
父の変なプライドで生活が困窮してるけど悪い人じゃないし。
かあちゃんは大変だけど。
娘と担任の先生のシーン…

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tosyam
4.8

このレビューはネタバレを含みます

フランスやイギリスのロマン主義に影響をあたえたダンテの神曲の翻案。地獄やウルトラマンレオを監督した中川信夫作品。四人家族の物語で母ちゃん父ちゃん姉ちゃんは大活躍だが弟がイマイチ。とおもっていたらラス…

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4.5

戦後間もない貧乏一家の夜逃げ物語。荒川土手の四ツ木、職人肌というか不器用なのもなんか江戸っ子って感じの伊藤雄之助と完全なるカアちゃん"お雪さん"望月優子強し。ちょー貧乏なのにやたらカラッとしてるしこ…

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