〖1960年代映画:小説実写映画化:新東宝:新東宝映画傑作選〗
1961年製作で、豊田正子の小説『粘土のお面』を実写映画化らしい⁉️
働かない…お人好し…家族にあたる…最悪な親父と、娘に金を借りさせ…
何かと怪奇モノが多い中川信夫監督だが、こういう庶民派の人情劇を作らせても巧いのですね。😁
主演の伊藤雄之助の終始ヘタレみたいな父っつぁんが味わい深い名演技を披露する。気丈な母親を演じた望月優子もホ…
終戦間もない頃とはいえ、あまりにも貧しくて驚愕した。とはいえ悲惨な話ではないので救われる。
学校の校舎の佇まいが素晴らしいし、子役の二木てるみと学校の先生のエピソードがとても良い。
弟のちびっ子…
伊藤雄之助のキャラはどう見ても落語に登場する人物に思えてならない。
極貧のなか、最後は夜逃げまでするところまでになるが、なぜか滅法陽性で暗さは全く無い。
ところどころロケは有るが、ほぼセットでの撮影…
貧しい暮らしで子供たちが可哀想になるが、なんだかんだで家族の仲が良いので希望が見出せそう。
父の変なプライドで生活が困窮してるけど悪い人じゃないし。
かあちゃんは大変だけど。
娘と担任の先生のシーン…
戦後まもない頃には珍しい事ではなかったであろう人々の話。
貧乏が当たり前だった時代なのかもしれないが、それでもここに出てくるブリキ屋、雑巾屋?、傘直し屋の生活はひどい。
この作品が公開された1961…
このレビューはネタバレを含みます
1961年(昭和36年)公開。
舞台は昭和24年の東京下町。(墨田区向島〜曳舟?)
ブリキ職人の一家を中心に、貧しい人々の暮らしを描く。
『綴方教室』の豊田正子原作。
正子を演じる二木てるみが素晴…
61年、モノクロ、シネスコ、新東宝。高峰秀子主演で映画化された「綴方教室」の作者・豊田正子の自伝小説の映画化(二木てるみさんが正子役)。戦後直後の職人一家の貧しい生活を描く。
劇中に出てくる「ラ・…