あるじの作品情報・感想・評価

あるじ1925年製作の映画)

DU SKAL ARE DIN HUSTRU

上映日:1926年12月03日

製作国:

上映時間:112分

ジャンル:

4.1

『あるじ』に投稿された感想・評価

4.1
432件のレビュー

この明確な構造を持つ家庭ドラマは、特に妻の不在後に家族内のダイナミクスがどのように変化するかを、夫の元乳母であり家政婦として務める老婦人の巧みな手腕を通して、ひたすらに描き出します。この家政婦は、単…

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Kuuta
3.9

既に何人もの方が指摘されているが、今作はジャンヌ・ディエルマンのプロトタイプと言える。家事がどれほどの労働なのか、一つ一つ執拗に切り取り、男に家事をさせる。覗き穴のような画角は乳母から見た視点だろう…

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f
5.0
つつましいキスシーンに落涙…
3.3
誇張の家父長制を戻していく過程を淡々と描くそこに面白さを見出すことは難しかった。
映画館の湿度高すぎて苦痛。
マイナスからゼロへの映画

100年前の映画だけど現代に通ずる格言
汝、妻を敬うべし!

鍵穴から家族を覗き見るような視点が印象的なホームドラマ。

ジャンヌや奇跡の様な超絶技巧的なカメラワークではないのだけど、狭い室内の性差別・抑圧的夫権主義がよく捉えられている。
ドライヤーがこの時代…

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ミカエルとはかなり毛色の違う作品でびっくり。面白かった!

この作品も、ピアノのBGM好きだな。

前半、モラハラ亭主関白っぷりにイライラしながら観た笑

終わり方とても好き。
3.4

前半のモラハラぶりが面白くて次はどんな皮肉を言うんだと楽しみになるほどで、これがずっと続いて女がボロボロになっていく様を見られる作品ならよかったが、残念ながらそれを反面教師として改心させて嫁讃美の美…

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3.5

100年前のモラハラ夫の話。主婦を大切に!という啓蒙。話が小ちゃすぎみみっちすぎて可笑しい。元乳母が謝れっていうのにいざとなるとプライドが邪魔して言えないあたり現代の男でもあるあるムーヴで笑った。最…

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にく
5.0

C・Th・ドライヤー『あるじ』(25)。冒頭、家の「あるじ」=「暴君」が踏ん反り返る傍で、女達(妻/娘/乳母)が家事を分担し一時の間もなく立ち回る。彼女らは薪、灰、食器、食糧、衣類、ゴミといった「物…

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