ドライヤーの作品で入門としてふさわしいのはこの作品ではないか。ストーリーが分かりやすく、なおかつ飽きない。ほぼほぼワンシチュエーションの家族劇でドライヤーっぽさもある。
内容はあからさまなアンチ家父…
既に何人もの方が指摘されているが、今作はジャンヌ・ディエルマンのプロトタイプと言える。家事がどれほどの労働なのか、一つ一つ執拗に切り取り、男に家事をさせる。覗き穴のような画角は乳母から見た視点だろう…
>>続きを読む前半のモラハラぶりが面白くて次はどんな皮肉を言うんだと楽しみになるほどで、これがずっと続いて女がボロボロになっていく様を見られる作品ならよかったが、残念ながらそれを反面教師として改心させて嫁讃美の美…
>>続きを読む100年前のモラハラ夫の話。主婦を大切に!という啓蒙。話が小ちゃすぎみみっちすぎて可笑しい。元乳母が謝れっていうのにいざとなるとプライドが邪魔して言えないあたり現代の男でもあるあるムーヴで笑った。最…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
モラハラ旦那説教映画。ピッタリ100年前に妻を女を大事にしろと教育映像のような映画があったのに現代でもこういう男がいる人類……。
コーヒーに指入れてかき混ぜろっていうのか?!とかもはや皮肉が面白い。…
話の小ささ、みみっちさが面白い。個人的に最高だと思ったのがヨハネス・マイヤーが家にいるときの挙動で、妙に悠揚としているのだが、意味のあることをひとつもしてなくて面白すぎる。仕事してないっぽいのに外…
>>続きを読むハラスメントに敏感な現代にこそ通じる普遍的なテーマ、封建的な暴君である夫に尽くす献身的な妻。家庭崩壊の悲劇に陥るのかと心配したが、ドライヤー監督の俯瞰した演出は家政婦の感情ムキ出しのクローズアップと…
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