このレビューはネタバレを含みます
ひとりの人間である女性も一生を過ごす中で「娘・妻・母」と肩書が足されていく。それは男性が「息子・夫・父」という肩書を背負っていくのとは、上手く言葉にできないような違った趣がある。女性だろうが、男性だ…
>>続きを読む原節子と高峰秀子の共演と聞いて。初・成瀬巳喜男。
先日観た小津の『晩春』に続きここでもデカいケーキが登場。当時の裕福さの象徴なのかしらデカケーキは(そしてここでもそのケーキを口にしない原節子)。現ナ…
見ているうちに何となく見覚えのあるシーンが甦ってきて 大分以前に見た様だった。 特に記憶になかったのはきっと若かったからの様だ。
娘の時代から結婚して妻になって、今は母になって大分経つ。
それぞれ…
どうかしら、二十代だったらそういう気もあるでしょうけど。もうわかってしまったような気がして。
-男がですか?
いえ、結婚というもの。それが楽しいものだとか、それが美しいものだとかとかいう夢はもう私に…
このレビューはネタバレを含みます
各時代、世代の女をすいも甘いもいきいきと描き切り、なおかつ公共コモンがつぶれて資本主義の象徴銀行運営のアパートが建つ、など風刺が素晴らしい。
家事のできない男が除け者にされるさま、死ぬ間際まで働く必…
保母さんて言葉が懐かしい。
昔話にでてくる優しいおばあさんと
意地悪ばあさんみたいな対比。
30代結婚に楽しいとか美しいとか
もう夢はもてない。うんうん。
20代のうちはそういうのがあった。
私は勢…
原節子って可憐で狙ってない演技が上手だけど今回はもう愛らしさが爆発。
葬式の時女性が台所でせっせと働くのも、日常の会話も、困ってる人を放って置けない性格も全部リアルで成瀬と脚本陣の観察、洞察能力にま…