最高の映画作家が最高の俳優に対する敬意として献上した特権的作品、天才たちの極個人的なフィルムが溢れんばかりの魅力を湛えて我々に唾を吐きかける。
煌めく河とは対象的に凄まじく不潔なミシェル・シモンの存…
○「ブードゥはどこへ行ったのかしら?」「水が導くままに、さ」(ご主人とメイドの会話)
セーヌ川に投身自殺を図った浮浪者ブードゥ(ミシェル・シモン)が、本屋を営む裕福な男に救われ、一宿一飯の恩に預か…
めっちゃイライラしたけど、見事な映画ではあるし、格差社会を風刺している点でも上手いので何も言えない。とにかく空間の使い方が巧みすぎる。演劇的にも感じる人物の出捌けを重ねていくつものレイヤーがひとつの…
>>続きを読む偽善と欺瞞に満ちたブルジョワ社会を風刺しているが、ルノワール自身が上流階級側で生きていたのがなんとも面白い。
ある家庭に異物が混じり、家族の本性が炙り出され次第に逸脱していく過程は、森田芳光の『家族…
喜劇というよりは、ただ身勝手な浮浪者を延々と見せられてるだけで面白くも何ともなかったな
常識や文化で取り繕った人間たちにツバを吐く…だから何?
これを「無知の知」だの「自由に生きるということ」なん…
人間とは自由なもの。
けど自分は不自由な中、制約の中により大きな自由を創り出す人の方が好き。
偽善も、何が悪いのか昔からわからないんだよなぁ。
偽善の種類にもよるのか。
まぁそれは置いといて、そ…
【放浪者のブデュは川に身を投げたが 古本屋の主に助けられそのまま居候…徐々に厚かましくなる】
放浪者というよりほぼ浮浪者、わざとらしい髭や演技が意味深
印象派の画家ピエール=オーギュスト・ルノワ…