見終わった後、「推手」というのが作品の根幹を捉えた素晴らしいタイトルだということに気付く。
2人で手を重ね、押したり引いたり、決して離れず、決して逆らわず、水の流れのように。
その推手という太極拳…
誰も悪くなく、誰もが幸せを請い願っている
誰よりも幸せに成って欲しい相手の幸せを阻むのが己の存在と云う苦痛を全ての人が各々持っている現実
時代か場所が異なれば全員がさいわいを得られたかもと云う夢
己…
アンリーのお父さん3部作コンプリート!
人と人との不和を描くのが本当に上手い監督。
アメリカという国に馴染めない中国人の老人、アメリカで結婚した息子、アメリカ人の嫁。互いが互いの文化を受け入れられ…
ははぁ、これはいい、これはすごいなぁ、深みが深いし終わり方がとてもいい、ニューヨークチャイナタウンで第2、いや第三の人生の幕開けどきどきラブストーリーやっほいですな!!!
家族の不和が徹底的に最悪…
中国社会に根付く「成長した暁には、子供が親の面倒を見る」という常識/美意識が、自立を重んじる欧米の個人主義感覚とは相容れないこと、そして欧米的な感覚を身に着けた若い世代が、伝統との間で板挟みになるこ…
>>続きを読むラン・シャンをフィーチャーしたアン・リー初期三部作の第一作。これで、トリロジーは制覇したことになるけれど家族間の相互理解のズレを社会のズレが決定的なものにするという構造は三部作全てに当てはまるものだ…
>>続きを読む監督が小津作品好きときいて、身構えていたものの、起承転結は分かりやすく、あっという間だった。
小津映画と同じように、家族感のずれがテーマだが、プラスして異国感の文化のずれも入り込む。これは、日本人家…
恋人たちの食卓がとても面白かったので、引き続きアン・リーの父親三部作をば。こちらは第一作目。
はー、またしてもめちゃくちゃ良かった。これが監督デビュー作とか凄いわ。そしてほんとのほんとに小津安二郎…