モレク神に投稿された感想・評価 - 5ページ目

『モレク神』に投稿された感想・評価

この世のものとは思えぬ世界が冒頭から出現する。映画はヒトラーやゲッペルズなと実在の人物が登場し、戯画的に映画内でふるまう。しかし、ソクーロフ的世界とコメディは相性が悪い気がした。
鈴木

鈴木の感想・評価

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このレビューはネタバレを含みます

ボルマン、ゲッベルスなどなど見ればわかるように歴史考証的なリアリティへの期待は捨てて観るべき作品。
タイトルのモレク神を元に解釈するなら、存在できなかったエヴァと総統の子供が人身御供であり、その犠牲…

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靄のかかった映像がとてつもない眠気を誘う。
ヒトラーの一面を描く映画は多々あるけれど、中でもかなり異色なのでは。
あの館、まるでゲームの世界みたいだった。おわり

ドラキュラ伯爵のお城のような山頂の別荘で、
愛人エヴァやゲッペルス夫妻と過ごすアドルフ・ヒトラー。

ソクーロフお得意の歪んだ画面はないが、フォーカスのかかった見辛い色調が彼の作品らしさを表している…

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tk33220

tk33220の感想・評価

2.8
山の上に佇む屋敷という強烈なビジュアルに、執拗に描かれる扉の開け閉め、踊りに追いかけっこなど面白くなりそうな要素が散りばめられているけれど、作劇が鈍重すぎて辛かった。

それこそ「ヒトラーの伝記映画」などと紹介するのは勘違いというレベルで、終始「はぁ。」という感想しか出てこないような怪作

しかし、ほとんどどうでもいいシーンの連続の先にある容赦の無さは、しばらく忘れ…

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hrmnkzt

hrmnkztの感想・評価

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ひたすらに青くて暗い靄の中
エバのしなやかなダンスがぼんやりと浮かび、美しい。
アディとエバのテーブル越しの追いかけっこ、第九の映像に指揮を執る影越しの夫人たちの嘲笑が印象的だった。
ロシア人がドイツ語を喋ってドイツ人のアテレコ入れてるらしいよ。すごい。
菩薩

菩薩の感想・評価

4.0

黄昏の1942年、ベルヒルデ・ガーデン、「クソつまらない」ただの人間のアドルフ・ヒトラーが「クソつまらない」側近たち、そしてなぜかそんな「クソつまらない」人間を愛して愛してやまない、やめられない愛人…

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ten

tenの感想・評価

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別荘での1日は陰鬱な絵画で、悪趣味なジョークと周囲の冷たい波長、休息を取る彼はすでにユダヤが恐れるモレク神ではない

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